服用時の注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 04:58 UTC 版)
ビタミンAの薬との併用は不可。ビタミンAの過剰摂取となり肝機能などに悪影響を与える危険性がある。また、骨棘の形成や靱帯の石灰化等の過骨症変化及び長管骨の骨膜肥厚等の造骨性変化を生じる事がある。長期の服用の場合定期的に骨X線、肝機能、中性脂肪の検査を行う必要がある。 日本では、レチノイド(ビタミンA)の脂溶性が強く、体内に長期間蓄積されることから、服用中はもちろん、服用後の妊娠につながる性行為(女性は最低2年間・男性は最低6ヶ月間の避妊が必要)と、男女とも最低2年間は献血をしてはならない事となっている。処方に当たっては皮膚科医師からの説明の上、同意書を交わす。閉経前の女性に対しては、妊娠検査を行い、妊娠していないことを確認される事もある。そして薬剤師の問診・確認を済ませて初めて処方されることとなっている。
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