最小距離復号とは? わかりやすく解説

復号手法

(最小距離復号 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 02:34 UTC 版)

復号手法(ふくごうしゅほう、: Decoding methods)は、符号理論における復号の手法であり、受信したメッセージを所定の符号符号語の並びに変換する手法である。本項目では、主な復号手法を解説する。これらの手法は2元対称通信路などの通信路上を転送されるメッセージの復号に使われる。




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最小距離復号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/24 09:52 UTC 版)

復号手法」の記事における「最小距離復号」の解説

メッセージ受信したとき、最小距離復号(Minimum Distance Decoding)ではハミング距離最小となる符号語選択する。すなわち、なるべく に近い符号語選択する。 (履歴記憶のない)離散通信路における誤り発生確率2分の1未満場合、「最小距離復号」と「最尤復号」は同じである。なぜなら となり(p が2分の1未満なので)、d を最小化することで値が最大になる。 最小距離復号は「最近復号Nearest Neighbour Decoding)」とも呼ぶ。標準配列を使うと容易または自動的に行える。最小距離復号は、以下の条件成り立つ場合使いやすい誤り発生確率 p が、シンボル位置とは無関係である。 誤り同士無関係に独立して生じる(メッセージ内のある位置誤り発生したという事実が、他の位置での誤り発生影響しない)。 これらの条件2元対称通信路では妥当である。しかし例えDVD場合、ある箇所に傷が付くと、その周辺シンボル符号語誤り発生する確率高くなり、誤り同士相互に関係し、かつシンボル位置関係してくる。 他の復号手法と同様、復号一意定まらない場合規定を予め決めておく必要がある

※この「最小距離復号」の解説は、「復号手法」の解説の一部です。
「最小距離復号」を含む「復号手法」の記事については、「復号手法」の概要を参照ください。

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