昭和史論争とは? わかりやすく解説

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昭和史論争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 12:20 UTC 版)

昭和史論争(しょうわしろんそう)は、岩波書店より1955年(昭和30年)11月16日に刊行された岩波新書遠山茂樹今井清一藤原彰共著『昭和史』の内容をめぐっておこなわれた論争。


  1. ^ 亀井勝一郎「現代史家への疑問―歴史家に「総合的」能力を要求することは果して無理だろうか」『文藝春秋』1956年3月号
  2. ^ 遠山茂樹・今井清一・藤原彰『昭和史〔新版〕』 岩波書店〈岩波新書(青版)355〉、1959年


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昭和史論争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 15:44 UTC 版)

藤原彰」の記事における「昭和史論争」の解説

昭和史』について、作家亀井勝一郎は、人間描かれていない動揺した国民層の姿が見当たらない同書基本的な構成批判、これをきっかけとして多く歴史家作家などの知識人巻き込んだ形で「昭和史論争」が展開された。 また、英文学者吉田健一評論の中で、「単行本になるほどの分量がなくても読むに足る本があり、これを単行本よりも安い値段で、文庫本よりも読みいい形で出すのが狙いだった」のが岩波新書であり、「宣伝して売り出した時から売り切るまでがその寿命であり、その一時的な刺戟過ぎれば読者新たな刺戟求めて次の新書判移って行く。もっと何かあるのではないかという心理であってそれならば新書判というもの全体何もないことがやがて解ることも考えられるのではないだろうか」と、新書新書判厳密に弁別し上で、この『昭和史』を「新書紛れ込んだ新書判だと思えばいい」と斬って捨てている。

※この「昭和史論争」の解説は、「藤原彰」の解説の一部です。
「昭和史論争」を含む「藤原彰」の記事については、「藤原彰」の概要を参照ください。

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