よしだ‐けんいち【吉田健一】
吉田健一
吉田健一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)
英文学者、文芸評論家。「鉢の木会」の同人仲間として交流があったが、不和が生じて断交した。その原因は、三島の新居引っ越し時に家具の値段を次々と大声で値踏みした吉田の無神経さに三島が立腹したためとも、同時期の力作『鏡子の家』を「鉢の木会」の月例会で酷評されたとの説もあるが、『宴のあと』に対して訴訟を起こした有田八郎と旧知の仲だった吉田が、裁判で有田側に立った発言をしたため、不仲になったのが主因とされる。吉田は三島の死を、一流の文士が道楽で身を誤ることがあっても不思議ではないという喩えで、「蝶気違ひの文士が崖に蝶を追つて墜落死することもある」として一種の事故死と捉えた。
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