映画祭の役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 15:35 UTC 版)
「山形国際ドキュメンタリー映画祭」の記事における「映画祭の役割」の解説
2015年のインターナショナル・コンペティション部門で大賞「ロバート・フランシス・フラハティ賞」を獲得したポルトガルのペドロ・コスタ監督は、「この映画祭はすべての映画作家のなかで伝説的な存在だ。映画が芸術以上の存在であり、さまざまな人の心に触れることができる存在だと考えさせてくれる」と述べている。 しかし、YIDFFは映画関係者からの評判は高いもの、市民からみるとハードルが高いという意見もある。このような状況をふまえ、2007年に始まった山形と関連づけた特集プログラム「やまがたと映画」や市民と映画を繋げる機会を設けるなどあらゆる活動を行った結果、地元の浸透度合いは、映画祭来場者の居住地調査によると2007年の37%から2017年には45%と10ポイント近く増え、インターナショナル・コンペティションでも地元客が8割を占めた作品があり、徐々にメインプログラムにも浸透している様子がうかがえると山形新聞は報じている。 また近年の映画祭においては、上映プログラムに広告を掲載したりするなど飲食店の紹介を充実させ、山形産の果物や酒文化を味わえるカクテルミーティングを共催するなど、県外客が山形滞在を楽しめるような企画も出てきている。
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