日本の鋸研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 01:27 UTC 版)
吉川金次が注目されたのは俳人として以上に晩年の鋸研究家としてであった。1961年(昭和36年)に東京国立博物館で和泉黄金塚古墳から発見された、日本最古とされた鋸(両歯)と同じ鋸を作成して見せ、さらに野中アリ山古墳や、その後、ウワナベ古墳から発見された片歯の鋸の出土から、片歯の鋸こそが日本最古の鋸との見解を示した。この土器ではなく道具による考古学アプローチは『日本の鋸』として出版された。その後も日本の歴史における鋸の数々を研究発表、また収集し、そのコレクションの数々や研究業績は故郷である旧氏家町のさくら市ミュージアムで観ることができる。
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