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日本債券信用銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/27 05:32 UTC 版)

(日債銀 から転送)

旧日本債券信用銀行本店
九段下にあった。現在は北の丸スクエアに建替えられた

株式会社日本債券信用銀行(にっぽんさいけんしんようぎんこう、英称: The Nippon Credit Bank,Limited.)は、かつて存在した長期信用銀行3行の一つで、債券発行銀行。

1957年4月、旧朝鮮銀行の残余財産を基に、不動産抵当貸付に主眼を置いた銀行として、長期信用銀行法に基く日本不動産銀行(にっぽんふどうさんぎんこう)として設立された。1977年日本債券信用銀行に行名変更。

長らく割引金融債ワリシン」(旧名「ワリフドー」)、利付金融債リッシン」(旧名「リツキフドー」)、「リッシンワイド」と共に日債銀(にっさいぎん)の愛称で親しまれた。1998年12月に経営破綻し一時国有化され、2000年に投資グループに売却された。2001年あおぞら銀行に行名変更。


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  1. ^ なお、勝田は自ら日債銀設立に関わった後、1969年から18年間、頭取・会長として実権をふるい、1991年5月に死去するまで名誉会長の座にあった。その強引ゆえに、気に入らない部下は左遷・降格で経営中枢から遠ざけられたという。この結果、”行内で『派閥』がない”=”「事なかれ主義」のイエスマンがはびこっているだけ”の企業風土が形成されたとされる。
  2. ^ 一時、本店駐車場を右翼の街宣車に利用させており、また、1984年3月に発覚した「東北の政商」と呼ばれた小針暦二福島交通会長への過剰融資は、最終的に500億円を超える不良債権として経営を揺さぶることになる。さらに、金丸信を“カマキリ紳士”の符号で無記名金融債口座を管理し、結果として巨額脱税に一役買っており、1993年には当時の松岡誠司頭取が国会に証人喚問されるなど、“政治家の貯金箱”とまで言われていた。
  3. ^ なお、この処理に際して、日債銀の不良債権1兆1,212億円を大蔵省が把握していながら、当時の幹部(山口公生銀行局長・中井省銀行局審議官)は各金融機関に対し「日債銀の不良債権は7,000億円」と説明していたとの報道がなされている。
  4. ^ ちなみに、この金融商品は、日債銀のほか北海道拓殖銀行東京相和銀行足利銀行中部銀行といった後に経営破綻をする金融機関を中心に少なくとも60社がこれを購入、1992年から5年間で飛ばされた不良債権総額は判明分で約5,700億円、その間、クレディ・スイスが得た手数料は340億円とされている。1999年5月の金融監督庁検査でクレディ・スイスはこの取引資料を組織的に隠蔽し、当時の支店長が銀行法違反で逮捕され、法人自体も行政処分を受けている。
  5. ^ 当時、日債銀の株価は低位であるものの安定し資金繰りにも問題がなかったことから、その破綻認定に対してはマーケットの意外感が強かった。また、日債銀も行政訴訟により抵抗する構えを見せていたが、結局は認定を受け入れることになる。
  6. ^ なお、窪田元会長・東郷元頭取に対しては、そもそも不良債権を築き上げた当事者ではなく”敗戦処理”に駆り出されたこと、また、日債銀破綻当時は、金融危機の中で、金融行政や企業会計制度が大きく転換する時期であり、こうした中での刑事立件は関係者を中心に同情論も根強い。ちなみに、東郷元頭取は、2000年6月より受託充填業界大手ダイゾー社長に就任している。


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