改装後の低迷と核店舗・準核店舗の変化
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「イルフプラザ」の記事における「改装後の低迷と核店舗・準核店舗の変化」の解説
核店舗のカネジョウの売場面積が開業当初で2,494.75m2でおかや東急百貨店(約10,000m2)の約4分の1と小さく、3・4階の多くを公共施設に転用して商業施設としての面積も半分近い5,814m2になったため、それに比例して売上高は開業当初から月1-2階合計で1.3億円と東急時代の約半分に留まり、賃料も周辺の半額としたものの採算スレスレの厳しい状況が続いた。 その結果、2005年(平成17年)7月3日に食品売場の後継で準核店舗である食品スーパーの「岡谷わいわい旬鮮市」が親会社の経営悪化に伴い閉店して撤退することになったため、出店に伴う改装費用のうち躯体に関連する分を大家分として負担するとの名目で岡谷市が改装費1億3900万円のうち4900万円を負担すると共に、出店に伴って退去するテナントや隣接する売場に移転するために一時売場を閉鎖するテナントへの保証も岡谷市が負担する条件で、同年9月23日に後継として別の食品スーパーさえき岡谷食品館を5年契約で招致して開業させ、食品売場の消滅を一時的なものにとどめた。 しかし、2010年(平成22年)には6月と8月に核店舗のカネジョウ]が合計で売場面積の12%(316.68m2)を市に返却して縮小し、9月には準核店舗のさえきが、目標売上を年1000-2000万円下回っていることや地盤である関東圏から離れた出店で輸送費などのコストが嵩んでいる等の理由で、契約を1年に短縮するよう求めたのを説得して2年間の契約延長にようやく漕ぎ着けるなど、商業施設の中核である2店が共に経営的に厳しい状況にあることが相次いで表面化した(さえきは契約満了後に撤退し、跡地には「イルフ岡谷食品館」が入居している)。 さらに、カネジョウ退店後のフロアの一部が1年近く入居しなかった為、2011年(平成23年)6月からはチャレンジショップ事業の一つとして年内の家賃を無料にして募集する状況に追い込まれるなど、核店舗撤退後の再生の難しさが露わになっている。
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