拳を握る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 15:25 UTC 版)
書き下ろし 財団法人「中小企業経営者福祉事業団(略名:中経事業団)」とある与党議員の贈収賄容疑の捜査のため、東京地検特捜部から各地検に応援要請が入った。山口地検から赴いた事務官である加東寿朗は、そこでさらに重要参考人の取り調べの命を受ける。しかしコンビを組むのはいつもの先崎検事ではなく、米崎地検からやってきたという佐方貞人検事であった。佐方は事情聴取にかなりの時間をかけるが加東には無意味な時間としか思えず、また、上層部からの催促もきつく困惑する。 加東 寿朗(かとう としろう) 24歳の時に地元の山口地検に任官し、今年で3年目になる事務官。中経事業団事件で東京地検特捜部から応援要請がきたため東京に赴く。そして事件の主任検事の竹居の命で、佐方とコンビを組んで参考人の取り調べをすることになる。(増田はヘルニアが悪化して病院に搬送・入院してしまった) 先崎(せんざき) 1年前から加東がコンビを組んでいる40代半ばのベテラン検事。銀縁の眼鏡をかけている。 百瀬 瑞希(ももせ みずき) 加東の幼馴染で中・高が一緒、お互いテニス部のキャプテンだった。東京の女子大を卒業後、都内の企業に就職した。家が近所で家族ぐるみの付き合いがあったため、高校卒業後も連絡を取り続け、実家に帰った時は一緒に食事をする仲。 土橋 治(どばし おさむ) 名古屋地検から応援にやってきた事務官。加東の1歳年上。ゲーム好き。太い黒縁の眼鏡をかけている。 岩舘 啓二(いわだて けいじ) 65歳。佐方と加東が取り調べる相手。5年前に勤務していた缶詰工場を定年退職後、埼玉の自宅に夫婦ふたりで住んでいる。3ヵ月前から肺を患って入院している高齢の母親がいる。 葛巻 利幸(くずまき としゆき) 中小企業経営者福祉事業団の事務員で岩舘の甥。35歳。
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「拳を握る」の例文・使い方・用例・文例
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