性別による条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:16 UTC 版)
性別による制限が課される競走は以下の例がある。性別による制限がない競走でも、牝馬の負担重量が軽減(中央競馬の場合、原則マイナス2キログラム)される場合が多い(セックスアローワンス)。 牝馬限定 桜花賞や優駿牝馬(オークス)といった牝馬クラシック競走を筆頭に、新馬戦、未勝利戦まで各条件において牝馬限定競走は多く設定されている。 牡馬、牝馬限定 この条件の競走は限られており、2014年現在、中央競馬では東京優駿(日本ダービー)などのクラシック競走やそのトライアル競走、東京優駿のトライアル競走だったNHK杯の流れを汲むNHKマイルカップ、1996年以降のニュージーランドトロフィー(旧ニュージーランドトロフィー4歳ステークス)、2004年以降の朝日杯フューチュリティステークス、2014年にラジオNIKKEI杯2歳ステークスの開催地や性別条件を変更の上改称したホープフルステークスのみである。いずれも繁殖能力の選定という名目で(ただし明確に謳っているのはクラシック関連のみ)、繁殖に携われない騸馬(去勢された馬)は出走できない。過去には天皇賞も2007年までこの条件で行われていた。 牡馬、騸馬限定 この条件の競走も福山競馬場のキングカップなど数えるほどで、同時期に同条件で行われる牝馬限定戦(キングカップの例ではクイーンカップ)と同時に対となる形で存在する場合がほとんどである。 中央競馬では2012年現在この条件の競走は存在しないが、かつては1991年 - 2003年までの朝日杯3歳ステークス→朝日杯フューチュリティステークス、1991年 - 1999年までのラジオたんぱ杯3歳ステークス(→ラジオたんぱ杯2歳ステークス→ラジオNIKKEI杯2歳ステークス→現・ホープフルステークス)がこの条件であった。前者は2004年より牡馬、牝馬限定となり、後者は2000年より牝馬にも開放された(2014年のホープフルステークスへの改称後は騸馬は出走できなくなった)。
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