念仏の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/01 16:58 UTC 版)
信瑞撰『明義進行集』巻第二において、空阿弥陀仏は「多念の純本、専修の棟梁」と評されており、信空も空阿弥陀仏に帰依するなど、存命当時は空阿弥陀仏の念仏が大きな影響力を持っていた。空阿弥陀仏は念仏を唱え終わるごとに「此界一人念仏名(しかいいちにんねんぶつみょう) 西方便有一連生(さいほうべんぬいちれんしょう) 但使一生常不退(たんしいっしょうじょうふたい) 此花還到此間迎(しかげんとうしかんこう) 娑婆に念仏つとむれば 浄土にはちす生ずなる 一生常に退せねば この花還りて迎うなり 一世の勤修は須臾の程 衆事をなげすて願うべし 願わば必ず生まれなん ゆめゆめ怠ることなかれ 光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨」と唱えたことから、念仏の間に和讃を用いる様式の起源は法性寺の空阿弥陀仏にあると『法然上人行状絵図』第四十八巻には記されている。
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