御伽文庫とは? わかりやすく解説

御伽文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:13 UTC 版)

浦島太郎」の記事における「御伽文庫」の解説

御伽文庫の稿本原文は、「昔丹後の國浦島といふもの侍りしに、其の子に浦島太郎申して、年のよはひ二十四五の男ありけり」と始まる。 丹後の国浦島という者がおり、その息子で、浦島太郎という、年の頃24、5の男がいた。太郎漁師をして両親養っていたが、ある日「ゑじまが磯」というところで亀を釣りあげ、「亀は万年と言うのにここで殺してしまうのはかわいそうだ。恩を忘れるなよ」と逃がしてやった。数日後一人女人が舟で浜に辿り着き漂着した称して、なんとか本国に連れ帰してくれと請願する。実はこれは逃がしてもらった亀の化身であった二人が舟で龍宮城到着すると、女性太郎夫婦になろうと言い出す。龍宮城は、東西南北の戸を開けると四季草木眺めがみえるように作られていた。ここで共に三年暮す頃、太郎残してきた両親心配になり帰りたい申し出た。姫は自分助けられた亀であったことを明かし開けることを禁じたうえで「かたみの筥(はこ)」(または「箱」挿入歌では「玉手箱あけて悔しき」と詠まれる)を手渡した太郎は元の浜に着き老人浦島太郎の父)の行方尋ねるが、それは七百年も昔の人で、近くにある古い塚がその墓だと教えられる龍宮城三年の間に、地上では七百年もの年月経っていたのであった絶望した太郎が箱を開けると、三筋紫の雲が立ち昇り太郎はたちまち老人になった太郎になり蓬萊山向かって飛び去った同時に乙姫も亀になって蓬莱山向かった丹後では太郎乙姫夫婦明神となって祀られた。 一説に、ここから亀は万年の齢を経、千代をや重ぬらん」と謡う能楽鶴亀』などに受け継がれ、さらに、鶴亀縁起物とする習俗がひろがったとする[要出典]。 『御伽草子』では竜宮城海中ではなく、島か大陸あるよう描写され絵巻絵本挿絵もそうなっている。春の庭夏の庭秋の庭冬の庭の話はメインストーリーの付け足し程度書かれている

※この「御伽文庫」の解説は、「浦島太郎」の解説の一部です。
「御伽文庫」を含む「浦島太郎」の記事については、「浦島太郎」の概要を参照ください。

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