彩久作【サイキュウサク】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10183号 |
登録年月日 | 2002年 3月 25日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | 彩久作 よみ:サイキュウサク | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 石井重久 | |
品種登録者の住所 | 山形県山形市大字釈迦堂12番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 石井重久 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、ケイオウザクラにジュウガツザクラを交配して育成されたものであり、花は一重咲で淡紫ピンク色の中輪花である。樹形は盃状、樹高は低木性である。樹幹の色は灰褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は灰褐色、分枝性は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は尾形鋭尖形、基部の形は円形、葉縁(鋸歯)の状態は浅、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さ、幅及び厚さは中、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部及び葉身基部である。花序の形は散形状、花数は中である。蕾の色は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、花の向きは横向き、形は一重咲、開き方は平開形、大きさは中輪、花の色は淡紫ピンク(同9501)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5枚である。雌ずいと雄ずいの長さの比は長、雄ずいの数は中、がく筒の形は盤状形以外、盤状形以外のがく筒の形は鐘形、がく筒の毛は多、がく裂片の形は長卵状三角形、花柄の長さは短である。花の香りは少し有、通常開花期は早で、育成地(山形県山形市)では4月中旬である。ケイオウザクラと比較して、蕾の色が淡紫ピンクであること、花が大きいこと、花弁全体の形が楕円形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者のほ場(山形県山形市)において、ケイオウザクラにジュウガツザクラを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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