建設・竣工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:47 UTC 版)
「長岡市シティホールプラザアオーレ長岡」の記事における「建設・竣工」の解説
旧施設の長岡市厚生会館は2009年(平成21年)1月末を以って用途廃止となり、同年7月にかけて解体・撤去・整地が行われ、この間にシティホールの設計作業が進められた。そして同年12月8日に起工式が執り行われ、2012年(平成24年)1月のオープンを目指して着工した。 建設工事は順調に進んでいたが、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災で、鉄骨などの建築資材を製造していた岩手県内の発注先が被災し、工期の見通しが一時立たなくなった。その後8月になって竣工予定を2012年3月上旬、オープン日を4月1日とするスケジュールが正式に決定し、交流施設の運用方法についても、旧厚生会館を基にして利用料金が設定され、終日開放のナカドマを除く箇所の開館時間を午前8時から午後10時とする方針が決まった。 そして2012年2月下旬に全棟が全面竣工し、2月29日に竣工式が執り行われた。その後約1か月間を掛けて、旧本庁舎と市内各所に散在していた本庁機能の移転作業が順次進められ、同年4月1日にグランドオープンを果たした。 なお、この間の2011年6月、大手通中央東地区市街地再開発事業による再開発ビル「フェニックス大手イースト」が竣工した。7月6日に竣工式が執り行われた後、同ビルの5階から8階のフロアに本庁機能のうち商工・観光に関する部署を移転する作業が行われ、8月22日から市役所大手通庁舎として順次業務を開始した。その後9月3日には地域交流センター「まちなかキャンパス長岡」が3階から5階に、10月22日には中越地震に関する資料等を集積した災害や防災に関する啓発施設「長岡震災アーカイブセンター きおくみらい」が2階にそれぞれオープンした。また、2001年(平成13年)に旧丸大長岡店の店舗施設跡を取得し、同年10月1日から市民窓口の一部が置かれていた「ながおか市民センター」においても、新本庁舎の移転オープン後から本庁機能の移転作業が進められ、この一連の作業によって市役所の本庁機能の多くが中心市街地へ再集積された。
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