広域複合企業チーム
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広域複合企業チーム(こういきふくごうきぎょうチーム)は、日本の社会人野球におけるチーム運営の一形態である。2003年から、この運営制度が運用されている。
- 1 広域複合企業チームとは
- 2 広域複合企業チームの概要
広域複合企業チーム
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「クラブチーム (社会人野球)」の記事における「広域複合企業チーム」の解説
広域複合企業チームは、2003年の日本野球連盟定期評議員会で提唱された「21世紀のクラブチーム像」で提示されたもの。選手の雇用先は複数の企業が分担し、賃金はその企業から受け取るが、チームとしては同一のユニフォームを使用する(雇用主を示すワッペンを袖につけることができる。また、公式戦では選手名の後に通常であれば最終学歴をコールするところ、所属企業をコールする)。地域に密着したチーム運営の一形態として、登録種別としては会社登録の企業チームとして活動している(企業登録扱いであるためクラブ選手権には出場はできない)。 新たなクラブチームの活動を広げるものとして期待されたが、広域複合企業チームとして登録され、活動したのはかずさマジック(千葉県君津市)、硬式野球クラブ 東海REX(愛知県東海市)、フェズント岩手(岩手県盛岡市)の3チームのみにとどまった。前2者はいずれも新日鐵企業チームからの転換だったが、企業名が外れたことで有力新人選手の獲得が困難になって低迷が続いたこともあり、2012年途中に新日鐵住金の発足に伴って企業名を冠名とし(広域複合企業チーム登録は継続)、フェズント岩手は所属企業が異なることによって合同練習が困難であること・新人選手獲得難などを理由に2015年に解散している。
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