幻の聖火リレー最終ランナー案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:45 UTC 版)
「松井秀喜」の記事における「幻の聖火リレー最終ランナー案」の解説
同五輪の聖火リレーの最終ランナーは、テニス選手の大坂なおみが務めた。しかし、アメリカのメディア「デイリー・ビースト」によると、当初は松井が最終ランナーの大役を務める予定だったと報じられている。 同誌によれば、東京オリンピック組織委員会の会長であった森喜朗は「松井は純粋な日本人であり、日本とアメリカにおける野球のチャンピオンで、闘志を具現化した存在」として松井を推薦していた。また森は聖火リレーの演出の締めくくりとなる聖火台への点火方法について「(松井の愛称でもある)ゴジラが炎を吐いて、大釜に点火するのは面白いだろう」と話していた。森の意向は当時「神の声」であり、松井の最終ランナー案は実質的に決定していた。 なお、森は松井と同じ石川県根上町(現・能美市)の出身で、小学校も松井と同じであった。森は松井の後援会会長を務め、2001年には松井へ「日本プロスポーツ大賞・内閣総理大臣賞」を授与している。 しかし、森は2021年2月に女性差別発言を行ったとして批判され、会長を辞任した。これに伴って松井案は廃止となり、実際の最終ランナーは大坂へ変更されたという。
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