岩手県交通
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岩手県交通株式会社(いわてけんこうつう)は、岩手県盛岡市に本社を置くバス事業者[1]。県内の盛岡市以南のほとんどの地域で路線バスを運行するとともに、県内から東京方面などへの高速バス、花巻空港への空港連絡バスを運行している[1]。また貸切バス事業も行う[1]。岩手県北自動車(県北バス)とともに岩手県を代表するバス事業者である。岩手県バス協会会員[2]。元国際興業グループ。
注釈
- ^ ただしその後、岩手県北バスは事業地域の過疎化の進行や岩手・宮城内陸地震、さらに燃料費の高騰等で、2009年5月14日に民事再生手続きを申請し倒産。企業再生ファンドの「経営共創基盤」が支援を行うことになった[19]。その後2010年3月1日に会社分割。旧・岩手県北自動車(現・県北管理)のバス事業、旅客船事業、旅行事業、サービスエリア事業と全従業員を新会社に承継。旧会社がみちのりホールディングスに全株式を譲渡し、さらに新株式を発行。みちのりホールディングス100%出資を受けた新会社が発足し、新経営体制での再建を目指すこととなった[20]。
- ^ 今回、創業一族の持株会社が100%を保有することで「大政奉還」を果たすことになるが、東北に展開していたバス事業やリゾート事業も売却されており、グループの事業規模は大幅に縮小している[27]。
- ^ 県交通バス運行分のみ使用可能。片道運賃のみ。
- ^ サービス開始から当分は交通系ICカードのみの車両と、磁気カードのみの車両が混在する形となる。
- ^ サービス開始から当分は交通系ICカードのみの車両と、磁気カードのみの車両が混在する形となる。
- ^ おもな移籍元は、西武バス・京急バス・都営バス・神奈中バス・立川バス・横浜市営バス・川崎市バス・阪急バス・神鉄バス・関東バス・小田急バスなどであるが、近年では、京急バス・神奈中バス・都営バスがメインとなってきている。また、2019年には東武バス、2021年には名鉄バスや大阪市営からの移籍車も登場している。
- ^ 盛岡地区の車両でも後部方向幕を使用していない車両がある。
- ^ 貸切格下げ車にはスイングドアに側面サボを装着している車両も存在する。
- ^ ただしいすゞ・BU04など、車両によっては前面幕でも系統表示は使用していなかった。
- ^ 三菱ふそう・エアロバス、日野・セレガ、日産ディーゼル・スペースウイングなど。
出典
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