尼門跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:43 UTC 版)
皇女や貴族の息女が住職となる寺院。正式には比丘尼御所と称した。「尼門跡」は明治以降の名称である。 天台宗真盛山本光院(本光院門跡、上七軒西方尼寺、蔵人御所、茶の寺、腰掛如来。上京区真盛町745、天台真盛宗) 真言宗妙心寺 臨済宗岳松山大聖寺(御寺御所) 西山寳鏡寺門跡(百々御所) 曇華院(竹御所、竹之御所、竹の御所) 円成山霊鑑寺(谷御殿、鹿ヶ谷比丘尼御所) 普門山圓照寺(山村御所) 聖明山林丘寺(音羽御所) 広徳山慈受院(薄雲御所) 宝慈院(千代野御所) 律宗法華寺(氷室御所、光明宗) 法相律宗(聖徳宗)法興山中宮寺(斑鳩御殿) 浄土宗三時知恩寺(入江御所) 四宗兼学光照院(常盤御所) 日蓮宗瑞龍寺(村雲御所) このうち、奈良にある円照寺、中宮寺、法華寺は「大和の三尼門跡寺」と呼ばれる。円照寺は開山以来10代中少なくとも6代が天皇の皇女もしくは養女、中宮寺は皇女1名、王女6名、法華寺は徳川期以降はいない。
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