射影方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/28 00:51 UTC 版)
ほとんどの魚眼レンズは、画面の中心からの距離と角度が比例する等距離射影方式(Equidistance Projection )を採用している。天体位置測定や雲量測定に使用できる。 シグマは、画像上の面積が立体角に比例する等立体角射影方式(Equisolid Angle Projection )を採用している。撮影された画面上の面積を測定することで、視界に対する被写体の割合を求められる。 特殊なものとして、日本光学工業(現ニコン)のOPフィッシュアイニッコール10mmF5.6(1968年発売)は、正射影方式(Orthographic Projection )を採用していた。同じ輝度を持った被写体が画面のどこにあっても一様な濃度で写るため、日照研究や天空輝度分布測定に使用できる。等距離射影方式より画面中心の被写体が大きく写る。 魚眼レンズを「歪曲収差を故意に残したレンズ」と説明することも多いが、歪曲収差は意図した射影方式との差であるため[要出典]、相対的なものであり、誤りである[要出典]。
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