実業〈算盤〉編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:17 UTC 版)
政府を辞職した栄一はパリで学んだ合本を日本で実践するため、第一国立銀行の総監に就任。五代友厚をして「魑魅魍魎の集まり」と言わしめた実業界に身を投じる。その頃、三菱商会を率いる岩崎弥太郎は、政府と結びつき海運業で急成長していた。東京商法会議所を設立するなど、民間の力で近代化を目指す栄一にとって、弥太郎は大きな壁となって立ちはだかる。三菱の海運独占を打破するため、栄一は合本による海運会社を設立して対抗。熾烈な競争を繰り広げる両社は消耗していくが、弥太郎の死によって終止符が打たれる。その最中、千代がコレラによって死去し、栄一は知人らの勧めで伊藤兼子と再婚する。兼子は千代を失った悲しみから抜け出せない栄一に不満を持つが、次第に心を通わせていく。
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