宇佐八幡宮神託事件とは? わかりやすく解説

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宇佐八幡宮神託事件

読み方:ウサハチマングウシンタクジケン(usahachimanguushintakujiken)

奈良時代宇佐八幡宮道鏡天皇につけるべきと神託奏上し事件


宇佐八幡宮神託事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 00:48 UTC 版)

宇佐八幡宮神託事件(うさはちまんぐうしんたくじけん)は、奈良時代神護景雲3年(769年)、宇佐八幡宮より称徳天皇(孝謙天皇の重祚)に対して「道鏡が皇位に就くべし」との神託を受けて、弓削道鏡が天皇位を得ようとしたとされ、紛糾が起こった事件である。道鏡事件とも呼ばれる。同年旧暦の10月1日11月7日)に称徳天皇が詔を発し、道鏡には皇位は継がせないと宣言したため、事件の決着がついた。


  1. ^ 続紀没伝
  2. ^ 中野幡能『道教天位託宣』
  3. ^ 現代の観点からは子供じみた嫌がらせのようにも思える改名だが、名前には言霊が宿ると考えられていたため、当時は十分意味のある処罰であった。
  4. ^ 坂本太郎以来、これを道鏡への譲位断念と解釈されるが、細井は皇族の軽挙を戒めているが、天皇が意中の人物(道鏡を含めて)を求める旨を強調したに過ぎないとする。


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宇佐八幡宮神託事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:09 UTC 版)

八幡神」の記事における「宇佐八幡宮神託事件」の解説

神護景雲3年769年)、天皇の位を狙っていた道鏡は、称徳天皇によって道鏡次の皇位継承者指名させようとして、「道鏡皇位に付ければ天下太平になる」旨の託宣宇佐神宮からあったと宣言した。しかし、朝廷和気清麻呂宇佐神宮遣わし神意確認したところ、「無道の者掃除そうじょ)すべし」との託宣下り和気清麻呂宇佐八幡託宣受けて道鏡目的達成されなかった(宇佐八幡宮神託事件)。 ただし、この事件について称徳天皇が自らの意思道鏡後継者にするために起こした事件道鏡皇位簒奪意思認めない)とする解釈もある。

※この「宇佐八幡宮神託事件」の解説は、「八幡神」の解説の一部です。
「宇佐八幡宮神託事件」を含む「八幡神」の記事については、「八幡神」の概要を参照ください。

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