大関調整池
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/03 14:21 UTC 版)
勝田川源流部にあたる大関地区には、千葉県道76号成東酒々井線に面した区画に大関調整池がある。大関調整池は下流域への雨水流出抑制を図り2000年(平成12年)度に完成したが、貯留量約1万立方メートルに対し流域面積約375haと、調整池の受け持つ区域が広大であり容量不足のためたびたび冠水を起こし問題とされた。周辺には氷川調節池(千葉黎明高等学校付近、貯留量約3,700立方メートル)及び実住貯留池(八街市立実住小学校地下、貯留量約2,000立方メートル)があるが、それでも対応できておらず拡充も困難であるため、新たな調整池の設置が望まれていた。 そのような中で2007年(平成19年)頃より大関調整池を縦断する形で市道文違1号線(富山十字路 - 県道76号)の整備及び道路改良が行われ、道路占用部分約1,150㎡分だけ更に調整池の貯留能力が減少した。周辺地域の冠水に拍車がかかっており、現在は上流部への新たな調整池整備に向けて用地の検討が進められている。
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