たのう‐せい【多能性】
読み方:たのうせい
多能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 16:37 UTC 版)
多能性(Pluripotency)とは、個体は形成しないが、三胚葉(内胚葉、中胚葉、外胚葉)に属する細胞系列すべてへ分化し得る能力を指す。胚盤胞期の内部細胞塊や、そこから樹立されたES細胞などが持つ分化能力である。この能力を持つ幹細胞は万能細胞と呼称されることがある。 胚性幹細胞(ES細胞) 胚性腫瘍細胞(EC細胞) 胚性生殖幹細胞(EG細胞) 核移植ES細胞、体細胞由来ES細胞(ntES細胞) 人工多能性幹細胞、誘導万能細胞(iPS細胞)
※この「多能性」の解説は、「幹細胞」の解説の一部です。
「多能性」を含む「幹細胞」の記事については、「幹細胞」の概要を参照ください。
「多能性」の例文・使い方・用例・文例
- 2人は,成熟した細胞を多能性を持つように初期化できることを発見した。
- 人工多能性幹細胞(iPS細胞)とは,体のあらゆる種類の組織に育つ可能性のある未熟な細胞だ。
- それは「人工多能性幹細胞」を意味する。
- この細胞は「刺激惹(じゃっ)起(き)性多能性獲得」細胞,またはSTAP細胞と名づけられた。
- これにより,STAP細胞の多能性が証明された。
- STAP細胞は,京都大学の山中伸(しん)弥(や)教授が開発した人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの他の万能細胞よりも短期間で簡単に作製することができる。
- 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作成した組織が初めて人間に移植された。
- 多能性のページへのリンク