圧電現象
【英】Piezoelectric phenomena
圧電現象とは、水晶などの結晶材料に圧力が加わることによって電荷が発生する現象のことである。1880年にフランスの物理学者キューリー兄弟(Pierre Curie, Jacques Curie)によって発見された。
圧電現象では、結晶体に圧力をかけると静電気によって表面に静電気が生じ、帯電した電気がプラスの極とマイナスの極に分極する。圧電現象で発生した電荷はピエゾ電気などと呼ばれている。
圧源現象は、水晶の他にもリン酸カリウムやチタン酸バリウムなどの物質で発生させることができる。圧電現象を発生させるために生動された素子は圧電素子と呼ばれ、電子回路の発振回路などに応用されている。
圧電効果
(圧電現象 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 02:14 UTC 版)
圧電効果(あつでんこうか 英: piezoelectric effect)とは、物質(特に水晶や特定のセラミックス)に圧力(力)を加えると、圧力に比例した分極(表面電荷)が現れる現象。また、逆に電界を印加すると物質が変形する現象は逆圧電効果と言う。なお、これらの現象をまとめて圧電効果と呼ぶ場合もある。これらの現象を示す物質は圧電体と呼ばれ、ライターやガスコンロの点火、ソナー、スピーカー等に圧電素子として幅広く用いられている。圧電体は誘電体の一種である。
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- 2 圧電効果の概要
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