国鉄ED45形電気機関車
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国鉄ED45形電気機関車(こくてつED45がたでんききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が製造した交流電気機関車である。
- ^ 既存形式であった信越本線アプト式区間用ED42形との間に「ED43」の形式空番が生じているが、『鉄道ピクトリアル』1956年10月号・p.45でのこの付番についての読者質問(40番代の電気機関車はアプト式ではないのか、云々)に対し、国鉄工作局動力車課担当者は「(当時の機関車形式の)40代は特殊な目的のための機関車」であり、「ED43は将来の新形式アプト電気機関車用に」残してある、と回答した。結果的に新型アプト機関車は作られず、ED43は空番となった。
- ^ 既存の実験線区間と仙台 - 陸前落合・熊ヶ根 - 作並間。
- ^ 国鉄の新性能電気機関車では、本形式グループと山陽本線瀬野 - 八本松間の補機運用に投入されたEF61形200番台、EF67形基本番台の東京向き運転台を除いてデッキをもたない。ただし、両形式とも後付改造によるデッキであるため、車体側面の出入口は存在する。
- ^ 『とれいん』1986年12月号 p.40
- ^ このため台車を鋼板溶接組立で製造することが可能となった。
- ^ 牽引力が減殺されるが、仙山線の輸送単位からすれば特に問題となることはなかった。
- ^ a b 『日本の鉄道史セミナー』 (p.167)
- ^ 鉄道データファイル 第148号p.12
- ^ 電気機関車、電車用交流整流子電動機は加速力が低く速度制御が難しいとの欠点がなかなか克服できず、直接式は放棄される。後年、電車用交流誘導電動機が実用化されるが、これはVVVFインバータ制御との組み合わせによるもので、上記直接式とは異なる系譜の技術である。交交変換サイクロコンバータは2000年代においても未だ電車用でない小容量のものに限られ、交流電力を一旦直流に変換することなくそのまま使用するという、直接式に近い後継車両は現れていない。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』1969年4月号 p.19 - 20
- ^ 『とれいん』1986年12月号 p.44 - 45
- ^ 鉄道ピクトリアル1969年4月号 p.20
- ^ ただし、タップ制御は高圧方式に変更された。
- ^ 作並 - 山形間の電化方式を直流から交流に切換。
- ^ a b c d e 利府の電気機関車、来年早々に解体か 保存協会とJRの協議難航 河北新報 2021年12月31日、2021年12月31日閲覧。
- ^ 国鉄末期までは長町機関区構内で保管されていたが、JR化後利府駅構内での留置を経て2002年に再移設されたが、2019年12月に他の保存機と一緒に解体された。
- 1 国鉄ED45形電気機関車とは
- 2 国鉄ED45形電気機関車の概要
- 3 保存機
固有名詞の分類
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