国民軍での台頭
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茶館経営者の子として生まれる。1910年(宣統2年)春、扶溝城の首飾店の学徒となったが、劣悪な待遇に耐えかねて店を辞める。吉鴻昌は郾城の兵站に赴き、馮玉祥率いる左路備補軍第2団で兵士となった。以後、吉は着実に昇進を重ねていく。1924年(民国13年)10月、馮玉祥が北京政変(首都革命)を発動し、国民軍が結成される。その翌年春に吉は綏遠都統署副官処長に任ぜられ、5月には同署警務処長兼騎兵団長に移った。 南口大戦最中の1926年(民国15年) 6月、駐甘(甘粛)司令劉郁芬率いる軍が蘭州で危機に陥る。命を受けた吉鴻昌は、綏遠都統署の軍を再編して第12師第36旅を結成し、その旅長となる。そして蘭州へ急行し、国民軍に敵対する甘粛の地方軍を撃破して劉を危地から救った。
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