四塩基性クロム酸亜鉛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/16 08:40 UTC 版)
「ジンククロメート」の記事における「四塩基性クロム酸亜鉛」の解説
四塩基性クロム酸亜鉛(しえんきせいクロムさんあえん)は ZnCrO 4 ∙ 4 ZnO ∙ 4 H 2 O {\displaystyle {\ce {ZnCrO4{\bullet }4ZnO{\bullet }4H2O}}} あるいは ZnCrO 4 ∙ 4 Zn ( OH ) 2 {\displaystyle {\ce {ZnCrO4{\bullet }4Zn(OH)2}}} の組成を持つ、淡い橙の粉末である。亜鉛黄2種、ZTO(Zinc Tetroxy Chromate) とも呼ばれる。CAS登録番号は [12182-77-3]。 クロム酸イオンによって金属面を不動態化し、鉄イオンを溶出できない状態にするものである。亜鉛イオンによる金属石鹸生成、可溶分を小さくすることを目的とするので、一般のボイル油を塗膜形成成分に使用することが可能である。
※この「四塩基性クロム酸亜鉛」の解説は、「ジンククロメート」の解説の一部です。
「四塩基性クロム酸亜鉛」を含む「ジンククロメート」の記事については、「ジンククロメート」の概要を参照ください。
- 四塩基性クロム酸亜鉛のページへのリンク