口腔癌とは? わかりやすく解説

こうくう‐がん【口××癌】

読み方:こうくうがん

口腔内に発生する悪性腫瘍(しゅよう)。部位により、歯肉癌・舌癌口底癌・頰(きょう)粘膜癌・口唇癌などがある。


口腔癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:49 UTC 版)

口腔癌(こうくうがん)は、口腔に発生する腫瘍である。口腔に発生する悪性腫瘍は、全悪性腫瘍の中の1~5%程度[注釈 1]と言われている。そのうち、癌腫は90%、肉腫は10%程度である。


注釈

  1. ^ 噛みたばこの習慣がある東南アジアでは、約30%に達する[1]

出典

  1. ^ a b 大関悟「18 口腔がんと全身の健康」『口腔の病気と全身の健康』田中健藏・北村憲司・本多武司、福岡歯科大学、2011年2月2日、第1版第1刷、pp. 111-117。ISBN 978-4-924391-52-9
  2. ^ 日本口腔腫瘍学会編「口腔癌取り扱い規約」2010年1月
  3. ^ 重田崇至、梅田正博「25 口腔癌への対応」『こんな患者さんが歯科に来たときは? 全身疾患・口腔外科疾患に対する診療マニュアル』古森孝英、第一歯科出版、東京都品川区、2011年12月1日、初版第1刷、196-208頁。ISBN 978-4-924858-58-9
  4. ^ a b Raby Beaglehole, Habib Benzian,Joe Crail, Judith Mackay「第2章 疾患と不平等 7口腔癌」『オーラルヘルスアトラス-世界の口腔健康関連地図-』FDI、監訳 神原正樹、井上孝日本歯科医師会国際学術交流委員会訳、口腔保健協会東京都豊島区、2011年1月28日(原著2009年)、第1版第1刷、28-29頁。ISBN 978-4-89605-270-1
  5. ^ a b 第2章疫学 CQ2-1 わが国における口腔癌の罹患患者数はどのくらいか?」『科学的根拠に基づく口腔癌診療ガイドライン2009年度版』日本口腔腫瘍学会口腔癌治療ガイドライン作成ワーキンググループ 日本口腔外科学会口腔癌ガイドライン策定委員会 合同委員会、金原出版、2009年1月30日、初版、pp. 12-13。ISBN 978-4-307-45009-62011年3月27日閲覧。
  6. ^ a b 道健一「第2章 口腔・顔面の疾患 5.腫瘍及び類似疾患 B.悪性腫瘍 2)癌腫 (1)扁平上皮癌」『口腔顎顔面疾患カラーアトラス形式』編集 佐藤廣・白数力也・又賀泉・道健一・山根源之、監修 道健一、永末書店京都市上京区、2001年8月23日、第1版第2刷、70-71頁。ISBN 4-8160-1099-8
  7. ^ a b 第2章疫学 CQ2-3 口腔癌の危険因子は何か?」『科学的根拠に基づく口腔癌診療ガイドライン2009年度版』日本口腔腫瘍学会口腔癌治療ガイドライン作成ワーキンググループ 日本口腔外科学会口腔癌ガイドライン策定委員会 合同委員会、金原出版、2009年1月30日、初版、pp. 15-16。ISBN 978-4-307-45009-62011年3月27日閲覧。
  8. ^ a b c d 小村健「II編 分野別診療のポイントと手術手技 E 癌・前癌病変の手術」『口腔外科専門医マニュアル』日本口腔外科学会医歯薬出版、2011年9月1日、第1版第1刷、196-209頁。ISBN 978-4-263-44341-5
  9. ^ a b 白砂兼光、杉浦剛「V がんの原因と治療法」『歯科医院でみる口腔がん早期発見ガイドブック』白砂兼光医歯薬出版東京都文京区、2012年3月10日、第1版第1刷、65-69頁。ISBN 978-4-263-44358-3
  10. ^ Oral Sex Linked To Mouth Cancer Risk
  11. ^ 佐藤光信浦出雅裕「第7章 口腔腫瘍 1.総論 2 前癌病変」『口腔外科学』白砂兼光古郷幹彦医歯薬出版東京都文京区、2010年3月10日、第3版、195頁。ISBN 978-4-263-45635-4NCID BB01513588


「口腔癌」の続きの解説一覧

口腔癌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 04:27 UTC 版)

唾液検査」の記事における「口腔癌」の解説

2010年Jouらにより、口腔扁平上皮癌患者唾液中トランスフェリンレベルが健常対照群に比べ高くなること、さらに、ELISA使用したトランスフェリン測定の「口腔癌特異度感度正確性が非常に高い」ことが確認された。2009年研究では、口腔癌検出における唾液サイクリンD1(対照群比べ高い)およびMaspin(英語版)(対照群比べ低い)レベル感度・特異度100%であることが報告された。また、特定のmRNA対す唾液検査が口腔癌診断利用できる見込みが高いことも確認されている。ROCによる比較において、唾液中では値が95%のところ血中では88%であり、唾液RNAによる診断血中RNAによる診断比べ僅かに優れているという証跡残されている。

※この「口腔癌」の解説は、「唾液検査」の解説の一部です。
「口腔癌」を含む「唾液検査」の記事については、「唾液検査」の概要を参照ください。

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