双方向通信の確立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 23:17 UTC 版)
「ポートアドレス変換」の記事における「双方向通信の確立」の解説
すべてのTCPパケットとUDPパケットは、ソースIPアドレスおよびソースポート番号の両方とデスティネーションIPアドレスおよびデスティネーションポート番号の両方を含む。同時に受け取られたこれら4つの情報はソケットを形成する。 Webサーバやメールサーバのようなパブリックネットワークにアクセス可能なサービスにとって、ポート番号は重要である。例えば、80番ポートはWebサーバソフトウェアに接続し25番ポートはメールサーバのSMTPデーモンに接続する。 パブリックサーバのIPアドレスも重要で、これは郵便の宛先あるいは電話番号と似た国際的な唯一性を持つ。IPアドレスとポート番号の両方は、通信しようとしているすべてのホストに正確に知られておかなければならない。 RFC 1918で記述されているように、プライベートIPアドレスはプライベートネットワーク上では重要である。このことは、ホスト上のポートにも言えることである。ポートはホスト上の唯一の通信のエンドポイントである。そのため、PAT機器を通過する接続は、ポートとIPアドレスを組み合わせたマッピングによって維持される。 PATは、同時に唯一の通信を確立するために同じソースポート番号を使う2つの異なるホストを通して起こる衝突(コンフリクト)を解決する。
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