参加した軍事組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 05:01 UTC 版)
アメリカ国防総省は、モースルには約3,000–5,000人のISIL戦闘員が存在すると推定していた。他方、その数については異なる推定も存在し、最も少ない推定では2,000人、最も多い推定では12,000人と見積もられていた。モスル奪還作戦の開始以前、2016年9月下旬の時点では、モスルには約20,000人のISIL戦闘員が存在すると考えられていたが、その多くはイラク軍のモースル包囲が開始された際、モースルを離れてシリア・ラッカ方面に逃走していた。 イラクが主導する対ISIL連合の総員数は、当初CNNによって計94,000人と推定されていたが、のちに上方修正された数字では計108,500人であるとされた。54,000 - 60,000人のイラク治安部隊兵士、16,000人のシーア派民兵組織「人民動員隊」(略称:PMFまたはPMU)の戦闘員、そして40,000人のペシュメルガ兵士(約200人のイラン系クルド人女性兵士を含む)がこの作戦のために動員された。モースルの戦いに参加したイラク政府軍と民兵組織ならびにペシュメルガを合計した総員数は、ISIL側の戦闘員数の約10倍であったと考えられている。 60カ国からなるアメリカ主導の国際的有志連合(CJTF - OIR(英語版))はイラク政府のISILに対する戦いを支援しており、その支援の内容には航空支援・物流支援のほか、諜報や作戦上のアドバイスが含まれた。国際的有志連合の部隊は、2016年6月にISILから奪還されていたケイヤラ・ウェスト空軍基地(英語版)(モースルの南方60キロメートルに位置する)に本拠を置いて活動した。
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