南プラオサン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:27 UTC 版)
南プラオサン(プラオサン・キドゥル)は著しく荒廃しており、その寺院複合体の配置については不明確である。また、北プラオサン寺院とかなり異なり、南プラオサンにはいまだ主祠堂は認められていない。しかし、西側の石材の山は、複合体の副祠堂のものであったとされるほか、祠堂および東側の仏塔など多くの構造物の遺構があり、基壇が残存していたいくつかの副祠堂については修復されている。 南プラオサン寺院複合体は、アイゼルマン(オランダ語版)の推定によると、北プラオサンと同様に中心が方形である領域が、北・東・南側の3列のおそらく仏塔と考えられる構造物により取り囲まれ、西側には1列の仏塔およびその外側に2列の方形の祠堂があったとされていた。その一部が確認された後、1940年代の発掘調査により、12基の祠堂および5基の仏塔の遺構が認められたが、その後、西側にも3列の仏塔があったことが認められている。
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