千葉そごう時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 08:33 UTC 版)
株式会社そごうの子会社として1966年(昭和41年)10月28日に設立された「株式会社千葉そごう」が、翌1967年(昭和42年)3月21日に塚本大千葉ビル内に千葉そごうを売場面積10878平方メートルで開店したのが始まりである。開業2年目で地域一番店となり、3年目に早くも黒字化するなど軌道に乗せた。株式会社千葉そごうは初代会長に就任した水島廣雄が株式の大半を保有したため、株式会社そごうの連結対象外企業であった。また、株式会社千葉そごうがそごう本体の筆頭株主となっていた時期もあった。 地域子会社方式によるそごうグループでの多店化は千葉そごうが始まりであり、以降そごうの出店に際しては千葉そごうを中心に、黒字化していたそごうグループ各社が出資することでそごうのグループ会社として運営されていくことになった。 こうした新たな地区への出店を進める一方で、1972年(昭和47年)10月には別館を増設し、現店舗開店前の本館・別館を合わせた売場面積は30112平方メートルまで増床した。また1973年(昭和48年)6月には、立体駐車場「スカイパーク」、結婚式場や宴会場、中華料理店を入居させた「ダリアサロン」を開設、1978年(昭和53年)には近隣のニュー千葉ビルに「ゴルフショップ」、1980年(昭和55年)年8月22日にスポーツグッズを集めた「スポーツショップ」、1981年(昭和56年)6月には「学生服用品ショップ」、1982年(昭和57年)9月23日には近隣の上野ビルに「ユニフォームショップ」、1985年(昭和60年)4月26日には10代女性をターゲットにした衣料・雑貨のブランドを集積した「アニス館」を開設するなど、近隣に別館、路面店を開設を続け、売り場面積が年々拡張していった。また、1986年(昭和61年)3月時点で、この他の路面店として当時の第2駐車場敷地内に「つり用品ショップ」、「小住宅承り所」、第1駐車場敷地内にピザハットレストランのFC店も存在した。 1990年代には、1991年の千葉都市モノレール1号線の開業を受け、増床戦略の最盛期となる1993年(平成5年)4月27日、新町にモノレール千葉駅と一体化した千葉そごう(1992年設立の株式会社「新千葉そごう」が運営、店舗面積:約61000平方メートル)新店と「SOGOコリドーモール」を開店。同時に新店10階に千葉そごう美術館が開館している。これに伴い旧千葉そごうは、元・本館を「Bee-Oneヤング館」、元・別館を「スポーツ館」(いずれも当時)に業態転換した。1993年以降の4館体制での店舗面積は、当時日本最大の百貨店(世界最大級の百貨店とも)と称し、全館の総称を「そごうTOWN」と称していた。
※この「千葉そごう時代」の解説は、「そごう千葉店」の解説の一部です。
「千葉そごう時代」を含む「そごう千葉店」の記事については、「そごう千葉店」の概要を参照ください。
- 千葉そごう時代のページへのリンク