十八般兵器の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 14:28 UTC 版)
明朝、福建省の謝肇淛が編纂した『五雑組』には十八般兵器として次のものが記載されている。『一弓、二弩、三槍、四刀、五剣、六矛、七盾、八斧、九鉞、十戟、十一鞭、十二鐧、十三撾、十四殳、十五叉、十六耙、十七綿縄套索、十八白打。』その内、白打は徒手格闘である。同じ時代の明朝に書かれた『水滸伝』には『矛錘弓弩銃、鞭鐧剣鏈撾。斧鉞并戈戟、牌棒与槍叉』とある。すなわち矛、錘、弓、弩、銃、鞭、鐧、剣、鏈、撾、斧、鉞、戈、戟、牌、棒、槍、叉のことである。別説では十八般兵器として『刀、槍、剣、戟、棍、棒、槊、鎲、斧、鉞、鏟、耙、鞭、鐧、錘、叉、戈、矛』等の十八種の武術器械となっている。また、『九長九短』を含む十八般兵器としては九長は槍、戟、棍、鉞、叉、鎲、鈎、槊、環、九短は刀、剣、拐、斧、鞭、鐧、錘、杵である。しかしほとんどの十八般兵器は刀槍剣戟、斧鉞鈎叉、鎲棍槊棒、鞭鐧錘抓、拐子流星である。
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