別府温泉とは? わかりやすく解説

べっぷ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【別府温泉】

読み方:べっぷおんせん

大分県別府市内の温泉群の総称別府浜脇亀川石(しばせき)・鉄輪(かんなわ)・明礬(みょうばん)・堀田(ほりた)・観海寺の八湯を別府八湯鶴見八湯とよぶ。泉質含鉄泉含アルミニウム泉硫黄泉などさまざま。海浜では砂湯が行われる。

別府温泉の画像
鉄輪(かんなわ)温泉にある海地獄

別府温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 17:47 UTC 版)

別府温泉(べっぷおんせん)は、大分県別府市内各地に数百ある温泉の総称。広義には別府温泉郷[2][3]ともいい、特に古くから由来のある八つの温泉地は別府八湯(べっぷはっとう、1996年(平成8年)8月8日選定)と呼ばれている[3]。狭義には広義の別府温泉(別府八湯)を構成する温泉のうちの別府市中心部にある温泉街(歴史的には北浜温泉)をいう(「#別府温泉」参照)[3]温泉都市として知られる別府は、源泉数、湧出量ともに日本一[注釈 1]


注釈

  1. ^ 源泉数(孔)2,217、湧出量83,058リットル/分[1]
  2. ^ 1889年(明治22年)の町村制施行時には、別府温泉は別府村、浜脇温泉は浜脇村、観海寺温泉と堀田温泉は石垣村、明礬温泉と鉄輪温泉は朝日村、柴石温泉と亀川温泉は御越村にあり、大正の中頃までは、北由布村由布院温泉塚原温泉も含めて、別府十湯とも呼ばれていた。
  3. ^ 別府地獄めぐり遊覧バスの七五調ガイドでは流川通りの賑わいをそのように表現していた。
  4. ^ 「大正の広重」と云われた、熊八最大の盟友[15]
  5. ^ 別府市観光協会公式サイトは、日本語のほかに韓国語中国語英語に対応しており、特に距離的にも近い韓国からの観光客受け入れに力を入れていたが、2008年(平成20年)10月を境に、経済危機とウォン暴落の影響で韓国人観光者が激減、緊急対策会議を開いた[18]
  6. ^ さらなる韓国人観光客誘致策の一つとして、別府市内の約10軒のホテル・旅館が、宿泊費や土産物代などのウォン建て精算を開始している[19]

出典

  1. ^ a b 温泉データ 別府市(「温泉統計ベスト10」(一般財団法人日本温泉協会『温泉』通巻859号、2014年)による)
  2. ^ 温泉地詳細 別府(別府温泉郷)日本温泉協会(2020年9月12日閲覧)
  3. ^ a b c d e f g h i 第8章 温泉観光の過去と現在”. 別府市. 2021年6月4日閲覧。
  4. ^ 観光統計 別府市
  5. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、35頁。ISBN 9784816922749 
  6. ^ 陸海軍病院に別府温泉の鉱泥を贈る(昭和17年5月29日 大阪毎日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p26 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  7. ^ a b 別府の湯けむり景観 別府市
  8. ^ “インターコンチネンタル別府 8月1日にオープン”. 大分合同新聞. (2019年4月18日). オリジナルの2019年4月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190420132501/https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/04/18/123907600 2019年4月20日閲覧。 
  9. ^ 坊主地獄そばで日本初の地熱発電”. 2006年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。 今日新聞、2005年5月6日
  10. ^ 一遍上人も「ほっ」 鉄輪温泉湯あみ祭り”. 2009年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月30日閲覧。 大分合同新聞、2009年9月24日
  11. ^ 13.柴石温泉(別府市)
  12. ^ Meet Oita Net Magazine O-net Vol.19(大分県企画振興部広報広聴課)
  13. ^ 泉質・泉質名:別府温泉事典 別府温泉地球博物館
  14. ^ 温泉データ 別府市
  15. ^ 別府温泉御遊覧の志おり「日本第一の温泉別府亀の井ホテル御案内」 地図の資料館
  16. ^ a b 平野芳弘:別府文化に浸る資料館◇明治以降の2万点収集、観光振興のヒントに◇日本経済新聞』朝刊2020年1月31日(文化面)2020年9月12日閲覧
  17. ^ 「文化的景観 別府の湯けむり景観保存計画」 第2部 文化的景観の調査報告 第8章 温泉観光の過去と現在 (PDF) 、別府市
  18. ^ ウォン安で韓国人観光客急減 頭抱える別府温泉は対策会議J-CASTニュース(2008年10月24日)2020年9月12日閲覧
  19. ^ 宿泊代ウォンでOK 全国初別府でスタート”. 2011年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月30日閲覧。『大分合同新聞』2009年1月29日
  20. ^ 【別府新聞】留学生数、最大の3588人に”. 2010年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月4日閲覧。『大分合同新聞』2010年3月24日
  21. ^ 別府への外国人旅行者 受け入れ態勢充実へ”. 2010年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月4日閲覧。『大分合同新聞』2009年12月11日
  22. ^ まちづくりと中心市街地活性化の情報サイトまちづくりQ&A「地域資源を生かした持続的な観光まちづくり」~オンパクで地域資源を商品に、そして産業に~鶴田浩一郎(PART2)[リンク切れ]街元気(経済産業省
  23. ^ 由佐悠紀. “上総掘り”. 別府温泉事典. 別府温泉地球博物館. 2018年5月23日閲覧。
  24. ^ 由佐悠紀. “最初の掘削”. 別府温泉事典. 別府温泉地球博物館. 2018年5月23日閲覧。
  25. ^ “温泉掘削「別府式」技術や歴史知って 市教委が冊子発行”. 『大分合同新聞』. (2018年5月22日). http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/05/22/JD0056928016 2018年5月23日閲覧。 
  26. ^ 段上達雄「第5章 温泉・湯けむりの民俗学的概要 第1節 別府温泉と上総掘り」『文化的景観 別府の湯けむり景観保存計画』別府市https://www.city.beppu.oita.jp/pdf/gakusyuu/bunkazai/yukemuri_keikan/02_05.pdf2018年5月23日閲覧 
  27. ^ 宝守り育てるため 受け継がれる志(上)『大分合同新聞』2016年8月7日[リンク切れ]
  28. ^ 北九州空港-別府を結ぶ高速バスの運行事業について


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別府温泉

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温泉むすめ」の記事における「別府温泉」の解説

2018年平成30年3月SPECIAL YUKEMURI FESTA in 別府あわせてコラボ実施。ホテルニューツルタの外来入浴者とコラボプランの宿泊者に温泉むすめステッカー配布また、海地獄売店にて入浴剤えんまんの湯)購入者ステッカー配布

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