明礬

デジタル大辞泉

みょう‐ばん〔ミヤウ‐〕【明^×礬】

読み方：みょうばん

カリウム・アンモニウム・ナトリウムなどの一価イオンの硫酸塩と、アルミニウム・クロム・鉄などの三価イオンの硫酸塩とが化合した複塩の総称。硫酸カリウムと硫酸アルミニウムとが化合したカリ明礬KAl（SO₄）₂・12H₂Oが古くから知られ、これをさすことが多い。いずれも正八面体の結晶をつくり、水に溶ける。媒染剤・皮なめし・製紙や浄水場の沈殿剤など用途が広い。

難読語辞典

明礬

読み方：ミョウバン（ｍｙｏｕｂａｎ）

硫酸アルミニュウムの水溶液に硫酸カリウムを加え結合させたもの

地名辞典

明礬

読み方：ミョウバン（ｍｙｏｕｂａｎ）

所在 大分県別府市

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〒874-0843  大分県別府市明礬

ウィキペディア

ミョウバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/30 00:30 UTC 版)

ミョウバン（明礬、英: Alum）とは、1価の陽イオンの硫酸塩 ${\ce {M^{I}_2(SO4)}}$ と3価の金属イオンの硫酸塩 ${\ce {M^{III}_2(SO4)3}}$ の複塩の総称である。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

明礬

出典:『Wiktionary』 (2021/09/24 14:11 UTC 版)

名詞

明 礬（みょうばん）

1. アルミニウム（もしくはクロム・鉄など三価金属）の硫酸塩 ^(wp)とカリウム（もしくはアンモニウム ^(wp)・ナトリウムなどの一価陽イオン）の硫酸塩との複塩 ^(wp)の総称。化学式は KAl(SO₄)₂・12H₂O で、飽和溶液を蒸発させると無色（あるいは淡色）透明な正八面体 ^(wp)の結晶が得られる。その用途は媒染剤 ^(wp)、革なめし剤、収斂剤 ^(wp)・止血剤 ^(wp)、製紙用サイズ剤などである^[1][2]。
2. 1.のうちカリウムを含むもの^[1]。

発音

• (東京) みょーばん [myòóbáń] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [mʲo̞ːbã̠ɴ]^[1]

類義語

語義2:

• カリウム明礬 ^(wp)

下位語

語義1:

• クロム明礬 ^(wp)、鉄明礬 ^(wp)

語義2:

• （熱して脱水されたもの）焼き明礬

派生語

• 明礬石 ^(wp)

翻訳

• イタリア語: allume ^(it) 男性
• 英語: alum ^(en)
• スウェーデン語: alun ^(sv) 中性
• スペイン語: alumbre ^(es) 男性
• タイ語: สารส้ม ^(th) (sǎan sôm)
• 中国語:
  • 普通話:  (繁): 礬/ (簡): 矾 ^(zh) (fán),  (繁): 明礬 ^(zh)/ (簡): 明矾 ^(zh) (míngfán)
• ドイツ語: Alaun ^(de) 男性
• ビルマ語: ကျောက်ချဉ် ^(my) (kyokʻ khyañʻ)
• フランス語: alun ^(fr) 男性
• ポーランド語: ałun ^(pl) 男性
• モン語: တၟံဂစး ^(mnw) (tmaʼ gacaḥ)
• ロシア語: квасцы́ ^(ru) (kvascý) 男性 複数

脚注

1. ↑ ^{1.0 1.1 1.2} 「みょうばん【明礬】」『大辞林』松村明 編、三省堂、1988年。 ISBN 4-385-14000-6
2. ↑ 小和田顯、遠藤哲夫、伊東倫厚、宇野茂彦、大島晃 編『旺文社 漢字典〔大活字版〕』2000年、801頁。ISBN 4-01-072118-9

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「明礬」の例文・使い方・用例・文例

• 焼き明礬(みようばん).
• 鉄明礬という化合物
• 明礬を焼いた粉末
• 明礬という化合物
• 明礬石という鉱物