六博
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六博(りくはく)は、古代中国のゲームで、先秦時代には囲碁などと並ぶ代表的なボードゲームであった。すごろくに似たゲームであったと考えられ、多くの文献や出土資料が残っているが、そのルールはよくわかっていない。「博打(ばくち)」「賭博(とばく)」の「博」はこのゲームに由来する[1]。
- ^ 「博打(ばくち)」の読みは「博(ばく)を打つ」が縮まり「ばくうち」となった。そのため「博打(ばくち)うち」は「博打打」となり二重表現である(呉智英『言葉につける薬」ISBN-13: 978-4575283396、1994年、双葉社)。
- ^ 『海昏侯墓考古:红外扫描竹简或现六博棋谱』央視新聞、2016年11月8日 。
- ^ 『海昏简牍中发现千余枚汉代“六博”棋谱』新華网、2019年3月12日 。
- ^ 『説文解字』竹部「簙、局戯也。六箸十二棊也。从竹博声。古者烏冑作簙。」なお、段玉裁によると「烏冑」は「烏曹」の誤り
- ^ 「奕」と「弈」は本来別字で、囲碁を意味するのは「弈」の方だが、日本では「奕」の字が用いられることが多いので、この記事でも「奕」を用いる
- ^ 渡部(1991) p.226
- ^ 小泉(1991) p.34
- ^ 清水(2005)にいう紀城型
- ^ 李零 (2002). “跋中山王墓出土的六博棋局—与尹湾 《博局占》的設計比較”. 中国歴史文物 (2002.1): 8-15 .
- ^ 小泉(1991) pp.30-32
- ^ 渡部(1991) p.242
- ^ 小泉(1991) pp.41-42
- ^ 渡部(1991) pp.242-246
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