入換機関車とは? わかりやすく解説

入換機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/13 02:25 UTC 版)

入換機関車(いれかえきかんしゃ)は、入換作業時[注釈 1]に使用される機関車である。他用途(本線走行など)との兼用のものと、入換業務専用のものとがある。


  1. ^ 入換とは、個々の車両を連結して列車を組成し、本線用機関車が牽引できる状態にすること、および本線用機関車が牽引してきた列車の連結を解き、目的に応じて仕分けることである。その作業は操車場貨物駅車両基地などで行われる。また、短区間での列車の牽引に充当されることもある。
  2. ^ 一応B20形が貫通ブレーキがなく、実質本線で列車を牽けない(単行回送は可能)制式機であった。
  3. ^ 2120形と2400形は製造工場が違うだけで実質同型(同書の2120形機関車の下りでも一緒に記述されている)だが、なぜここのみ別々に記載があるのかは不明。
  1. ^ デイビット・ロス『世界鉄道百科事典』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、P137-138・140・143・173。
  2. ^ デイビット・ロス『世界鉄道百科事典』小池滋・和久田康雄訳、悠書館、2007年、P244。
  3. ^ 日本国有鉄道編編 『鉄道辞典(上巻)』(復刻本)、 同朋舎メディアプラン、2013年復刻(原本は1958年発行)、ISBN 978-4-86236-040-3、p.74「入換機関車」。
  4. ^ 萩原政男 『学研の図鑑 機関車・電車』 株式会社学習研究社、改訂版1977年(初版は1973年)P39-41「ディーゼル機関車のいろいろ」・190-191「さくいん事典」。
  5. ^ 新型入換専用機関車(試作)の形式名とデザインについて 2010年2月10日 JR貨物 (PDF)
  6. ^ 日本国有鉄道編編 『鉄道辞典(上巻)』(復刻本)、 同朋舎メディアプラン、2013年復刻(原本は1958年発行)、ISBN 978-4-86236-040-3、p.207「貨車移動機」。


「入換機関車」の続きの解説一覧

入換機関車(無車籍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 03:56 UTC 版)

広瀬川原車両基地」の記事における「入換機関車(無車籍)」の解説

D15 - 1969年日本車両製・元西武鉄道D151997年平成9年)より使用

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入換機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 08:42 UTC 版)

入換 (鉄道)」の記事における「入換機関車」の解説

詳細は「入換機関車」を参照 入換作業使用する機関車のことを特に入換機関車あるいは入換用機関車と呼ぶ。入換機関車は、重い車両牽引推進する必要があることから大きな引張力要求され動輪空転を防ぐために動輪上の重量大きくして粘着性能を良くする必要があるこのため本線用の機関車死重搭載して軸重大きくすることがあり、一方で本線での旅客営業前提としない場合客車暖房のための蒸気発生装置などは不要として撤去されることがあるものの、蒸気発生装置本体死重代用品になるため、使用停止した上で搭載したままにすることもある。駅や車両基地構内曲線半径小さな分岐器頻繁に移動することから、軸距小さな小回りの利く機関車適している。入換に際して高速で走ることはないので、軸距小さくて走行安定性問題が出ることはない。 入換での使用本線での使用より条件が緩いものとみなされて、本線での使用適さなくなった老朽化した機関車入換回されることが多い。一方で新しく開発され試作機試験的に入換仕業投入されることもある。また特に操車場での入換などでは、頻繁に加速減速繰り返すために本線より過酷な条件となる場合があり、なかでもブレーキ制輪子消耗激しいものとなる。入換用機関車中には無線による遠隔操作設備取り付けられ車上運転士乗っていなくても外部から動かすことができる車両もある。 鉄道工場車両基地構内など、本線関わりのない場所で専用使用するために、本線用の機関車手続き廃車として、本線での運転に求められる高価な保安設備取り外し本線車両では法的制約のある保守間隔延ばして費用節約した構内専用入換作業機関車にする場合がある。また当初から本線での使用考えない入換専用入換動車貨車移動機)を導入する場合もある。機関車ではなく電車などのその他の種類車両利用することもある。 貨車移動機程度小型の入換機関車でも使用困難な小規模な貨物側線検修建屋内での車両の移動は、人力据置ウィンチ牽引行われ多く労力と危険を伴っていたが、1950年代頃からこのような用途適した自重1t - 7t程度小型車両牽引車開発され普及している。大きさ構造・外観一般機関車異なるものが多く文献紹介される際も「入換機械」「牽引車」「車両移動機」等の表現用いられ機関車とは区別して扱われる場合が多い。おもなメーカーは、日本では日本輸送機アント工業新トモエ電機工業等があり、日本国外でもUNILOK(アイルランド)等が知られている。英語圏においては、この種の機材は「Railcar mover」と称される日本においては入換作業をしているときの動力車入換動力車標識掲出することになっている動力車向かって左側に赤色灯一灯点灯している。

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