入れ墨の由来と目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 05:21 UTC 版)
「親衛隊血液型入れ墨」の記事における「入れ墨の由来と目的」の解説
親衛隊血液型入れ墨は、基本的には、イギリス自由軍団のメンバーを除くすべての武装親衛隊の隊員に適用された。左腕の下側に、高さ7ミリメートル、肘の上約20センチメートルのところに小さな黒いインク で入れられ、兵士のA、B、AB、またはOのいずれかの血液型の文字で構成されていた。Rh因子については、1937年には発見されていたが、第二次世界大戦中には完全には理解されていなかったため、採用されなかった。戦争の初期には、フラクトゥールで入れられていたが、その後、ラテン文字になった。 入れ墨の目的は、意識不明の状態で輸血が必要になった場合や、認識票や軍人給与手帳をなくした場合に備えて、兵士の血液型を確認するためであった。入れ墨は一般的に基礎訓練時に部隊の衛生兵によって施されたが、兵役期間中いつでも誰にでも施すことができた。
※この「入れ墨の由来と目的」の解説は、「親衛隊血液型入れ墨」の解説の一部です。
「入れ墨の由来と目的」を含む「親衛隊血液型入れ墨」の記事については、「親衛隊血液型入れ墨」の概要を参照ください。
- 入れ墨の由来と目的のページへのリンク