保安ブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 01:37 UTC 版)
保安ブレーキ(ほあんブレーキ)は、日本の鉄道車両に備えられているブレーキ装置の1つで、常用のブレーキ装置が故障した時に用いられる多重化されたバックアップ用のものである。
- 1 保安ブレーキとは
- 2 保安ブレーキの概要
保安ブレーキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:34 UTC 版)
「保安ブレーキ」も参照 保安ブレーキは、他のブレーキ系統が故障などにより使えなくなった場合に用いられるバックアップのブレーキである。JRグループにおいては、この種のブレーキのことを直通予備ブレーキとも呼ぶ。また、留置中の車両が動き出さないようにする目的でもこのブレーキが用いられる。この場合、留置ブレーキなどと呼ばれることもある。通常のブレーキ系統とは独立した系統になっている。一部の車両では、ばねなどの働きにより制輪子が常時車輪に押し付けられる機構になっており、これを空気圧により抑えておくことでブレーキを解除して走行し、空気圧が抜けると特に保安ブレーキの操作をしなくても自動的にブレーキが掛かる仕様になっているものがある。これは、運転士が車両の留置時に保安ブレーキの使用を忘れた場合でも、ブレーキ管の空気圧が抜けて通常のブレーキが効かなくなった時点で自動的に保安ブレーキが作動するフェイルセーフな機構となっている。 新幹線では、保安ブレーキに類似する補助ブレーキを装備している。
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