低迷打破へ、新たなレースを開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 17:32 UTC 版)
「競輪」の記事における「低迷打破へ、新たなレースを開催」の解説
売り上げ額は1991年度(平成3年度)には過去最高となる1兆9,533億円に達したが、その後は一貫して右肩下がりとなり、2013年度(平成25年度)にはその.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄3程度となる6,063億円に落ち込むほど低迷した。 売り上げ額の低迷が続いていた中で、新たな起爆剤として、2011年1月14日から15日にかけて、小倉競輪場にて夜9時から11時台に無観客でレースを行うという「ミッドナイト競輪」が実施された。試験的な意味合いが強かったが、予想を上回る売り上げを見せただけでなく黒字計上したことから継続して開催されることとなり、後に小倉以外にも多くの競輪場が追随したことで、ミッドナイト競輪は2021年までで全国にある競輪場の半数を超える25場にて開催されるほどに拡大した(これらに加えて、自場では実施していないが照明設備が整った他場で借り上げにて開催している施行者もあり、それも含めると現状では殆どの施行者がミッドナイト競輪を開催している)。 ミッドナイト競輪とは逆に、第1競走の出走時刻を早めた「モーニング競輪」も岸和田競輪場にて2012年5月4日から6日にかけて初めて開催され、これも好評であることから徐々に開催場が増加している。 2012年7月からは、昭和期には女子競輪と呼ばれた女性の競輪選手による競走ガールズケイリンが開始され、女子競輪が約半世紀ぶりに復活した。 他に企画レースとして、開設記念競輪(GIII)の最終日における単発競走として、男子でもラインの概念を排除しトラックレースとしてのケイリンに準拠したルールで行うKEIRIN EVOLUTIONや、各地区から1名ずつ選抜された7名によるS級ブロックセブンなど、それまでなかった新たなレース形態による競走が行われるようになっている(ただし、これらは後述する新型コロナウイルス感染症蔓延拡大により休止している)。 2014年12月31日実施の競走より、高速化によるレースの単調化の防止などを目的に、ギヤ倍数範囲が規制された(男子4.00倍未満、女子3.80倍未満)。 2016年度の開催枠組みについて、各競輪場の年間開催日数を従来の19節58日から、原則15節46日(小倉は削減なしで函館と四日市は3節減)とすることを競輪最高会議が承認し、縮小化が進んだ。なお、2018年度の総開催日数は2017年度より77日多い2255日であった。 2016年より、売り上げ増を目的に、日本選手権が5月のゴールデンウイーク期間中の開催に変更された。また、10月の寬仁親王牌からは、特別競輪においては固定メンバー3名からなる審判長団が執務を担当して行くことになった。加えて、それまで日本選手権が行われていた3月には、新たなビッグレースとして、ウィナーズカップ(格付けはGII)が2017年より新設されている。 2018年11月に開催された第60回朝日新聞社杯競輪祭は、GIでは初のナイターレースとなり、併せて6日間開催(うち前半3日間はガールズケイリン組み込み)・一次予選におけるポイント制が復活し、2019年以降も競輪祭ではナイター開催が継続されている。加えて、2021年のオールスターでは、6日間開催の復活と、競輪祭に次ぐナイターレース化が決定した(一次予選はポイント制が復活)。
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