亜属または節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/15 15:54 UTC 版)
バラ属は4つの亜属に分かれる。 フルテミア亜属 Hulthemia(旧名のSimplicifoliaeは単葉を意味する) - 南西アジアに生息するロサ・ペルシカ(R. persica)とR. berberifolia (syn. R. persica var. berberifolia)が該当。いずれもバラ属の中では珍しく、複葉ではなく托葉をもたない種である。 ヘスペロードス亜属 Hesperrhodos(学名はギリシャ語で西洋のバラを意味する) - この亜属に属する種としてロサ・ミヌティフォリア(英語版)とロサ・ステラータ(英語版)があり、いずれも北アメリカ大陸南西部に生息する。 サンショウバラ亜属(Platyrhodon ) - 東アジアに生息するサンショウバラ(R. roxburghii)のみで構成されている。 バラ亜属 Rosa上記以外のすべてのバラの種が該当し、さらに11の節に分かれる。モッコウバラ節 Banksianae –中国を原産地とするバラで、白または黄色い花をつける。 カカヤンバラ節 Bracteatae –3つの種があり、うち2つは中国に生息し、残りの一つはインドに生息する。 イヌバラ節 Caninae –アジア・ヨーロッパおよび北アフリカを原産地とするバラで、ピンクまたは白い花をつける カロリナ節 Carolinae – 白、ピンクまたはより明るいピンク色の花をつけるバラで、北アメリカ大陸全域に生息している コウシンバラ節 Chinensis – 白、ピンク、黄色、赤またはこれらの色がまだらになった花をつけるバラで、中国やミャンマーに生息している ガリカ節 Gallicanae -ピンクまたは深紅の花をつけるバラで、西アジアからヨーロッパにかけて生息している Gymnocarpae – ローズヒップ類と区別するために作られた節。このうち、ロサ・ギムノカルパ(英語版)は北アメリカ大陸西部に生息する一方、他の種は東アジアに生息している。 ナニワイバラ節 Laevigatae –中国に生息。 ピンピネリフォリア節(英語版)Pimpinellifoliae – 白、ピンク、明るい黄色またはこれらの色がまだらになった花をつけるバラで、アジアおよびヨーロッパに生息している ハマナス節またはキンナモメア節 Rosa (syn. sect. Cinnamomeae) -白、ピンク、うす紫、赤紫または赤い花をつける種で、北アフリカを除く世界中に分布している。 ノイバラ節 Synstylae –世界じゅうに分布するバラのうち、白・ピンクまたは赤い花をつける種
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