ハマナスとは? わかりやすく解説

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ハマナス【Hermanus】


はま‐なす【浜梨/浜茄子】

読み方:はまなす

バラ科落葉低木本州中部以北海岸砂地自生。高さ1〜1.5メートルにとげがあり、楕円形の小葉からなる羽状複葉。春から夏、香りの強い紅色の5弁花を開く。実は扁球形で赤く熟し食べられる。根皮から黄色染料がとれる。玫瑰(まいかい)。はまなし。《 夏》「—や今も沖には未来あり/草田男


玫瑰花

読み方:ハマナス(hamanasu)

バラ科落葉低木薬用植物


ハマナス

作者河合忠

収載図書青馬
出版社文芸社
刊行年月2000.2


ハマナス

ハマナス
科名 バラ科
別名: ハマナシ
生薬名: マイカイマイ瑰
漢字表記 浜梨
原産 東アジア温帯亜寒帯
用途 歌も作られている北国野バラで、海岸多く自生してます。果実食用となるので「浜梨」と呼ばれ、それがなまってハマナスとなりました。花から香水原料となる香油抽出します。
学名: Rosa rugosa Thunb.
   

玫瑰花

読み方:ハマナス(hamanasu)

ハマナシ別称
バラ科落葉低木薬用植物

学名 Rosa rugosa


玫瑰

読み方:ハマナス(hamanasu)

バラ科落葉低木六月ごろ、美し紅色の花が咲き香もよい

季節

分類 植物


ハマナス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 02:02 UTC 版)

ハマナス(浜茄子[3]、浜梨[4]玫瑰学名: Rosa rugosa)は、バラ科バラ属落葉低木。別名ハマナシ。海岸の砂地に生えて、群落を作ることもある。夏に赤い花(まれに白花)を咲かせる。根は染料などに、花はお茶などに、果実はビタミンCが豊富で、ローズヒップとして食用になる。晩夏季語


注釈

  1. ^ 深津は、現代流通しているナスの多くは長卵形を想像しがちだが、『本草綱目啓蒙』の解説をみると、昔は偏平な丸形のものを好んで栽培していたようであるので、常識ではおかしいという「浜茄子」説も、江戸時代当時としては至極当然な発想だったと解説している[11]

出典

  1. ^ a b c Bruun, Hans Henrik (2005). “Rosa rugosa Thunb. ex Murray”. Journal of Ecology 93 (2): 441-470. doi:10.1111/j.1365-2745.2005.01002.x. 
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rosa rugosa Thunb. ハマナス(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年3月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 田中潔 2011, p. 68.
  4. ^ a b c d e f g h i j k 高橋秀男監修 2003, p. 90.
  5. ^ a b c d e 貝津好孝 1995, p. 167.
  6. ^ a b c d e f g h i j k 田中孝治 1995, p. 156.
  7. ^ a b c d 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 209.
  8. ^ “雜録”. 植物学雑誌 33 (387): 54–61. (1919). doi:10.15281/jplantres1887.33.387_54. https://doi.org/10.15281/jplantres1887.33.387_54. 
  9. ^ 深津正 2000, pp. 292–294.
  10. ^ 深津正 2000, p. 293.
  11. ^ 深津正 2000, pp. 293–294.
  12. ^ a b c d e f g h 辻井達一 2006, p. 83.
  13. ^ a b c d e f 亀田龍吉 2014, p. 108.
  14. ^ a b ハマナス南限地帯”. 鹿嶋市ホームページ. 鹿嶋デジタル博物館. 鹿嶋市 (2022年9月29日). 2023年12月13日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m 馬場篤 1996, p. 93.
  16. ^ a b 林将之 2011, p. 177.
  17. ^ a b c d 西田尚道監修 学習研究社編 2000, p. 181.
  18. ^ a b c d 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 156.
  19. ^ a b c d 辻井達一 2006, p. 85.
  20. ^ 『アイヌと自然シリーズ■第4集 アイヌと植物<薬用編>』財団法人アイヌ民族博物館、2004年、27頁。 
  21. ^ 鳥居鎮夫『アロマテラピーの科学 普及版』朝倉書店、2011年、215頁。ISBN 978-4-254-30109-0 
  22. ^ 新規なセスキテルペンアルコール及びそれを主成分とする香料 特開平6-184182(j-platpat)
  23. ^ ハマナス自生南限地帯 - 鳥取市” (PDF). 鳥取市役所. 2018年4月5日閲覧。
  24. ^ 全国観るなび 鳥取県大山町 ハマナス自生南限地帯”. 日本観光振興協会. 2018年4月5日閲覧。
  25. ^ 皇太子同妃両殿下宮内庁、2016年3月11日閲覧。
  26. ^ a b ハマナス [浜梨]”. みんなの花図鑑. エヌ・ティ・ティレゾナント. 2022年9月19日閲覧。


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