二腕のマハーカーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 13:47 UTC 版)
二本の腕を持つ「黒衣のマハーカーラ」(ワイリー方式:mgon po ber nag chen)はカルマ・カギュ派つまり魔術師のマント māntrikaをまとった者たちの守護者で、画像はニンマ派のテルマに由来し第2代カルマパ・ラマ(en)の時代、カルマ・カギュ派が取り入れるとしばしば配偶者ランジュン・ギャルモとともに描かれた。第一の守護者として扱われることが多いものの、実際には特にカルマパ固有の守護者である。四腕のマハーカーラは事実上の主要な守護者、六本腕(ワイリー方式:mgon po phyag drug pa) もカギュ派では一般にダルマパラである。 「マハーカーラ、テントの主」Pañjaranātha Mahakala は文殊菩薩の顕現でありサキャ派の守護者である。 六腕のマハーカーラのルーパ 黒衣のマハーカーラ アメリカ自然史博物館のアジアコレクションに出展(アメリカ、ニューヨーク市マンハッタン)。 マハーカーラ彫刻(チベット) 1500年頃のマハーカーラ「テントの保護者」、中央チベット。 ネパールのマハーカーラ像。カルマパスの保護者で二腕のBernagchen(黒衣をまとうマハーカーラ)。
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