カギュ派とは? わかりやすく解説

カギュ派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 09:09 UTC 版)

カギュ派 (チベット語: བཀའ་བརྒྱུད་ワイリー方式: bka' brgyud)は、チベット仏教の四大宗派の一つ。11世紀頃のチベットへの後伝期に翻訳されたタントラに主として従う、サルマ派(新訳派)英語版に属する。開祖はマルパ訳経師(マルパ・ロツァワ)と弟子のミラレパであり、ミラレパ以来の伝統として「レパ」と呼ばれる在家の瑜伽行者が白い綿衣を身に纏うことから古くは「白派」と漢訳された。


注釈

  1. ^ 『倶生智』(くしょうち)とは、本来持っている智恵、あるいは、密教で説く「本覚」の智恵のこと。
  2. ^ 「大手印」(だいしゅいん)とも漢訳される。
  3. ^ 「持金剛仏」は、「持金剛」とも訳す。チベット密教ではカギュ派を中心に原初仏、あるいは本初仏と呼ばれる「法身仏」の一つとして崇められている。
  4. ^ 前身はチベット仏教直貢噶舉教派寶吉祥仏法センター(従来の日本語表記は「ディクン・カーギュ教派」であったが、2009年に「ディクン・カジュ教派」、さらには「直貢噶舉教派」に改められた)。

出典

  1. ^ ダライ・ラマ法王日本代表部事務所〜チベットの4大宗派http://www.tibethouse.jp/culture/buddhism_4categolies.html
  2. ^ 『図説 チベット密教』pp. 50-51.
  3. ^ 『チベットを知るための50章』pp. 50-60.
  4. ^ a b タイェ・ドルジェ系カルマ派の公式サイト
  5. ^ H.H. The 17th GYALWANG KARMAPA(英語)http://www.kagyuoffice.org/karmapa.html
  6. ^ Karmapa.org--H.H. 17th Karmapa Trinly Thaye Dorje(英語)http://www.karmapa.org/
  7. ^ AFP=時事通信2017年4月6日15:26配信 「チベット仏教最高位クラスの高僧、幼なじみと結婚で僧位捨てる」[1]
  8. ^ 日本ガルチェン協会の公式サイト


「カギュ派」の続きの解説一覧

カギュ派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 04:15 UTC 版)

化身ラマ」の記事における「カギュ派」の解説

カルマパ観音菩薩化身とされ、化身ラマ元祖である。 シャマル・リンポチェ阿弥陀如来化身とされる。 タイシトゥ・リンポチェ(英語版):弥勒菩薩化身とされる。 ジャムグン・コントゥル・リンポチェ(英語版):文殊菩薩化身とされるジャムグン・コントゥル・ロドゥ・タイェに始まる。

※この「カギュ派」の解説は、「化身ラマ」の解説の一部です。
「カギュ派」を含む「化身ラマ」の記事については、「化身ラマ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「カギュ派」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カギュ派」の関連用語

カギュ派のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カギュ派のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカギュ派 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの化身ラマ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS