若狭の曙【ワカサノアケボノ】(草花類)
登録番号 | 第7001号 | |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 若狭の曙 よみ:ワカサノアケボノ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 10月 30日 | |
品種登録者の名称 | 福井県 | |
品種登録者の住所 | 福井県福井市大手3丁目17番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 永井輝行 池田郁 美野上雅弘 平尾勝彦 坂本浩 滝修三 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「中生あさま」に「ソレント」を交配して育成されたものであり,花はやや大輪の淡橙黄色で,切花向きの品種である。 草丈は130㎝以上,茎の直径は10.0~14.9㎜,色は上部及び下部は淡褐,中部は褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は10~19㎜,止葉下は60~79㎜である。葉序は3/8,葉の全体の形は長楕円形,ねじれは無,葉幅は30~39㎜,葉長は16~20㎝,光沢は無,着生角度は30~59゚である。つぼみの形はⅣ型,花の向きは15~29゚,花房の形状は散形花序,全体の形はスカシユリ型である。花径は150~179㎜,内花被の幅は50~59㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は40~49㎜,長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部,地色,中肋部,縁部及び裏面ともに淡橙黄(JHS カラーチャート2202)である。内花被1枚の斑点の数は20~29,外花被1枚の斑点の数は1~9,つぼみの色は浅黄緑(同3103),内花被の形はⅡ型,外花被の形はⅠ型,内花被の先端の形状はⅣ型,反転の程度はⅦ型,外花被の先端の形状及び反転の程度はⅤ型,花被のねじれは1/8未満,花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白,花粉の色は赤褐,第1花梗の長さは90~119㎜,花梗の太さはやや太,色は緑,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは15゚~29゚,一花茎の花数は中,花の香りは弱,開花期は早である。 「スターダスト」と比較して,花弁の色が淡橙黄であること,内花被及び外花被に斑点があること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に福井県園芸試験場(福井県三方郡美浜町)において,「中生あさま」に「ソレント」を交配し,胚培養を行ったものの中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「若狭育成2号」であった。 |
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