レーザー誘導式(反射板誘導式)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 19:23 UTC 版)
「無人搬送車」の記事における「レーザー誘導式(反射板誘導式)」の解説
建屋内の壁や柱に反射板を取り付け、レーザーの反射を用いて自己位置推定を行い自律走行する方式。測距用のレーザーを周囲に照射し、反射板による反射光を受信機で受けることで反射板と車両との相対位置を計測する。事前に用意された反射板のレイアウトと照合し、車両の絶対位置を三角測量によって算出し、自己位置推定を行う。自己位置推定のためには少なくとも 3個以上の反射板を同時に検出する必要があり、車両の走行範囲の全てにわたってに十分な数の反射板を設置する必要がある。建屋内の壁や柱に反射板を取り付けるだけなので、電磁誘導式などと比べて工事が簡単で比較的短工期での設置が可能。またAGVのルートデータ、経路データの変更だけで、レイアウトの変更に対応できるため、システム改造にかかる費用と期間を低減し、工場を稼動しながらの設定変更が可能。有人環境下での利用も可能のため、物流倉庫でのAGF(無人フォークリフト)などで多く採用されている。
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