ルーティングプロトコル
ネットワークは、交信負荷や回線の故障を補う重複した経路を提供しているが、コストや速度の点から、あるいは輻輳を避けるという理由で、他の経路より望ましい経路が1つあるのが普通である。ルーティングプロトコルは、ルーターとルーターの間で共有するルーティング情報に基づいて、網目状のネットワークを通る最適の経路を作るために必要な情報をやりとりするためのプロトコル。インターネット(TCP/IP)では、全世界で統一的に管理されるグローバルネットワークアドレスで運用され、階層化されたドメインと単位によって構成される。このドメイン間で使用されるルーティングプロトコルをドメイン間ルーティングプロトコル、ドメイン内で使用されるルーティングプロトコルをドメイン内ルーティングプロトコルといい、ドメイン間ルーティングプロトコルには、EGPやBGP、ドメイン内ルーティングプロトコルにはRIPやOSPFなどがある。
関連用語:
ルーティングプロトコル
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ルーティングプロトコル(英: routing protocol)は、ルーター同士がネットワーク上の任意の2ノード間の経路を選択するための情報をやり取りする通信プロトコルである。
- ^ RFC 791 INTERNET PROTOCOL, J Postel, September 1981.
- ^ RFC 922 BROADCASTING INTERNET DATAGRAMS IN THE PRESENCE OF SUBNETS, Jeffrey Mogul, October 1984
- ^ RFC 1716 Towards Requirements for IP Routers, P. Almquist, November 1994
- ^ RFC 1812 Requirements for IP Version 4 Routers F. Baker, June 1995
- ^ Routing and Routed Protocols
- ^ Stallings, William (2016). Foundations of modern networking : SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud. Florence Agboma, Sofiene Jelassi. Indianapolis, Indiana. ISBN 978-0-13-417547-8. OCLC 927715441
- ^ Guidelines for creation, selection, and registration of an Autonomous System (AS), RFC 1930, J. Hawkison & T. Bates,March1996
- 1 ルーティングプロトコルとは
- 2 ルーティングプロトコルの概要
- 3 出典・脚注
ルーティングプロトコル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/26 02:00 UTC 版)
「IEEE 802.11s」の記事における「ルーティングプロトコル」の解説
802.11sでは、デフォルトの必須ルーティングプロトコル(Hybrid Wireless Mesh Protocol(英語版), HWMP)が定義されているが、ベンダーは他のルーティングプロトコルを使用することもできる。HWMPは、オンデマンドアドホックルーティングアプローチとツリーベースのルーティングを使用するAODV(RFC 3561 )の組み合わせに触発されている。オンデマンドアドホックルーティングの例は、Dynamic Source Routing(英語版)およびAssociativity-based routing(英語版)である。AODVの経路探索およびローカライズされた経路修復アプローチは、Associativity-based Routingと同じである。 先行研究では、これらの様々なルーティングプロトコルが詳細に議論し比較されている。 メッシュSTAは、ネットワーク内の他のデバイスと通信するためにメッシュサービスを使用する個々のデバイスである。また、802.11アクセスポイント(AP)と連携して、メッシュネットワークへのアクセスを幅広い市場で利用可能な802.11ステーション(STA)に提供できる。また、メッシュSTAは、ゲートウェイの役割を実装し、1つ以上の802.11以外のネットワークへのアクセスを提供する802.11ポータルと連携できる。両方の場合において、802.11sは、エンドポイントが外部アドレスを認識することを可能にするように、非メッシュ802デバイスにアドレス指定サポートを提供するためのプロキシメカニズムを提供する。 802.11sには、確定的なネットワークアクセス、輻輳制御および省電力のためのフレームワークを提供するためのメカニズムも含まれている。
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ルーティングプロトコル
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「ルーティング」の記事における「ルーティングプロトコル」の解説
ネットワーク間でルーティング情報を交換するための方法である。このプロトコルによって、ルータは動的にルーティングテーブルを生成することができる。伝統的なインターネットプロトコル(IP)によるルーティングは単純である。というのも、パケットを転送すべき「次の相手(next hop)」を用いているだけで、そこから先の経路については何も考えなくてよいからである。
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