ルーカン
ルーカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/04 01:08 UTC 版)
ルーカン卿(Sir Lucan)は、アーサー王物語に登場する人物。アーサー王付きの執事[1](butler[2])として紹介されるが、厳密に意味解釈するならばワイン係の「献酌侍臣」である[3][4][2]。
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- ^ a b c Malory, XXI:4-5; 厨川 1996訳『アーサー王の死』, p.430「執事役のルーカン卿、..その弟のベディヴィア卿」
- ^ a b 英語のbutlerを調べてもわかるが、その本来の語源(古フランス語 butiller)は「ワイン係官」を意味した。
- ^ 役職は"butler, cupbearer, wine steward" などとも意訳される (Bruce 1999)
- ^ 流布本系の英訳(Lacy 1966, p. 418)で"Lucan [the Wine Steward]"とある
- ^ a b c Bruce 1999, Lucan の項
- ^ Malory, I:10; 厨川 1996訳『アーサー王の死』, p.53「コルネウス公の息子である執事役のルーカン卿」
- ^ Madden, Frederic, ed (1839). Golagros and Gawane. London: Printed by R. and J. E. Taylor. pp. p.336-(Notes) . Madden は元の韻文ロマンスでなく、散文版『ペルスヴァル物語』を元に要約を収録している。『ゴラグロスとガウェイン』を参照
- ^ Lacy 1996, pp. 361-, vol.V (Summaries: Death of Arthur Ch. 23)
- ^ Lacy 1996, pp. 302-, vol.V, Post-Vulgate Death of Arthur Ch. 156, 158; p.303 note 9 "Ancient Chapel"
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