ラ・リューシュとは? わかりやすく解説

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ラ・リューシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 01:11 UTC 版)

ラ・リューシュ(La Ruche、フランス語で「蜂の巣」の意)は、パリ15区にある集合アトリエ兼住宅である。1920年代に芸術家がコミューンを形成したモンパルナス地区の南側に位置し、エコール・ド・パリの画家・彫刻家が集まった場所として知られる。ラ・リューシュはアール・ヌーヴォー様式の3階建てロタンダ(円形建築物)で、当初は約140室を備え、中央の大広間では作品展示会「ラ・リューシュ展」が行われた。また、モデルを雇って画家たちがデッサンをする「アカデミー」と呼ばれる部屋や約300席の「リューシュ・デ・ザール」劇場もあった[1]


  1. ^ a b c d e Historique”. ラ・リューシュの歴史. 2018年8月7日閲覧。
  2. ^ “La Ruche de Montparnasse” (フランス語). France Inter. (2017年7月11日). https://www.franceinter.fr/emissions/chroniques-sauvages/chroniques-sauvages-11-juillet-2017 2018年8月7日閲覧。 
  3. ^ Chagall à Paris : la Ruche” (フランス語). www.grandpalais.fr. 2018年8月7日閲覧。
  4. ^ “【シャガール 三次元の世界】<池上先生の絵ほどき>シャガール ユダヤと三次元の巻 周囲の影響で彫刻へ” (日本語). 東京新聞 TOKYO Web. (2017年9月26日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/chagall/list/CK2017092602000180.html 2018年8月7日閲覧。 
  5. ^ La Ruche, la cité des artistes désargentés” (フランス語). Paris ZigZag | Insolite & Secret. 2018年8月7日閲覧。
  6. ^ Artistes” (フランス語). laruche-artistes.fr. 現在居住するアーティスト. 2018年8月7日閲覧。
  7. ^ Actualités” (フランス語). laruche-artistes.fr. 展覧会の案内. 2018年8月7日閲覧。
  8. ^ 展覧会「愛と青春のアトリエ 洗濯船と蜂の巣」ピカソやシャガールが作品を生み出した長屋”. 2018年9月5日閲覧。


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ラ・リューシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 20:45 UTC 版)

ラ・ロトンド」の記事における「ラ・リューシュ」の解説

一方モンパルナス南西位置する15区サンランベール地区フランス語版)では、1900年のパリ万国博覧会建てられワイン館をアカデミー彫刻家アルフレッド・ブーシェフランス語版)が買い取ってアトリエ増設し、これをソ連中東欧での弾圧逃れてきた若いユダヤ人中心とする貧し外国人芸術家提供した。ラ・リューシュ(蜂の巣)と呼ばれたこのアトリエ住宅には、アレクサンダー・アーキペンコマルク・シャガールモイズ・キスリングシャイム・スーティンオシップ・ザッキンらが住んでいたが、まもなくモンマルトルの「洗濯船」に相当する芸術活動拠点となり、入居者以外にも藤田嗣治モディリアーニジュール・パスキンマリー・ローランサンいわゆるエコール・ド・パリ」の画家らが集まるようになった1911年ラ・ロトンドバー開店したとき、アンドレ・サルモンはモンマルトルから越して来たピカソマックス・ジャコブモディリアーニジョルジュ・ブラックらの画家連れてバー訪れ、ここでラ・リューシュの画家らと合流し、さらにギヨーム・アポリネールブレーズ・サンドラールら主にキュビスムなどの芸術活動支持する詩人・作家へと常連の輪が広がっていった。毎日のように通っていたのはモディリアーニスーティンであった。まだ貧しかった彼らは代金支払代わりに描いた絵を預けた。現在、店内には彼らの絵の複製多数飾られている。

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ラリューシュ

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アーヴ根源二九氏族」の記事における「ラリューシュ」の解説

搭載艇の製造・開発担当氏族。兵器一部担当語源は「翼(たすき)」

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