ラスキンの翻訳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 15:03 UTC 版)
「マルセル・プルースト」の記事における「ラスキンの翻訳」の解説
1890年代後半からジョン・ラスキンに興味を抱いていたプルーストは、そのラスキン研究の成果として1904年にラスキンの著書『アミアンの聖書』、1906年に『胡麻と百合』の翻訳を、長大な序文と膨大な注釈をつけて刊行している。ただしプルースト自身は外国語(英語)がほとんどできず、これらの訳は外国語に堪能であった母親ジャンヌが行なった下訳を元に、イギリス人の友人マリー・ノードリンガー(レイナルド・アーンの従妹)や、キップリングの翻訳家ロベール・デュミエール(フランス語版)らの助言を乞いつつ文章を整えて作られたものであった。
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